2008年2月度目次
 #820 「あやたか」 緑茶飲料。
 #821 「黄金のキョロ缶」 おもちゃの缶詰、到着。
 #822 「偏見」 世の中には偏見が溢れています。
 #823 「サカッテルネコ」 五月蝿ーい!
 #824 「ホームレスから物を買った」 \300也。
 #825 「超火曜日」 米国大統領予備選。
 #826 「今が買い時」 危険発覚後が最も安全。
 #827 「えねーちけー」 受信料徴収さる。
 #828 「両面焼そば」 初めて食べましたが、なかなか美味。
 #829 「雪板」 群馬県は玉原高原へ。
 #830 「ほっかほっか戦」 弁当フランチャイズ騒動。
 #831 「光柱」 鳥取県沖に出現したそうです。
 #832 「まだ戦後である」 沖縄米軍女子中学生暴行事件。
 #833 「欲求ふマン」 言わなくても良いことをわざわざ言う心。
 #834 「偽装過剰反応は人間の弱体化である」 食品関係。
 #835 「デファクトスタンダード」 東芝HD-DVD撤退。
 #836 「妄想を申そう」 些細な事にくよくよと。
 #837 「とうふでごはん」 豆腐御飯。
 #838 「アイギスの盾」 英語読みでイージス。
 #839 「猫の日」 今日は猫の日か。
 #840 「過眠症」 放っておいたら何時間でも寝ています。
 #841 「カズ、三浦カズ」 時の流れとは奇妙なものよ。
 #842 「粉屋と驢馬」 伊曾保物語より。
 #843 「四年に一度の閏年」 公転周期は365.25636日…ん?
 #844 「私は何て無神経なのか」 そして中途半端なのか。

2008年2月29日(金)
駅日誌(844) 「私は何て無神経なのか」

私は何て無神経なんだろう、と思う事がたまにあります。
先日、会社の先輩が体調不良で昼前に早退致しました。
その時、注文していた昼食の仕出弁当を、私にくれると仰ったのです。それに対し、私は無神経にも「やったー!」などと言ってしまいました。
先輩が早退する程、体調が悪いのに、「やったー!」は無いですよね。まるで、先輩が早退するのを喜んでいるかのように受け取られてしまいます。「こいつは、俺が会社にいない方が嬉しいのか?」と思われてしまいます。

そして、これは最近いつも思う事なのですが、「最初からきちんと気を使う人間」か、或いは「最初から最後まで一切無神経で貫ける人間」か、そのいずれかならば、どんなに楽な事かと思います。無神経な事をしては後悔ばかりしている、ただただそんな事を繰り返している自分は何て中途半端なんだろう、と思います。
                                                駅員@反省

2008年2月28日(木)
駅日誌(843) 「四年に一度の閏年」

明日は2月29日。いや、日付はもう変わっているので、もう今日なのですが。今年は、4年に一度廻ってくる閏年というやつですね。
2月29日生まれは、4年に一度しか誕生日が廻って来ません。という事は、誕生日を祝って貰える機会も少ないのでしょうね。しかし、2月29日生まれは、例えば30歳になっても「私はまだ7歳です!」とか言えるわけです。子供の頃は誕生日が少なくて嫌だったかも知れませんが、これはこれでおいしい特徴ではないか、とも思えます。

そうなのです。人間はそれぞれに特徴があり、それは見様によって長所にも短所にもなると思います。例えば目が見えない人は、一見それは短所なのですが、捉え方を変えれば、目程人を惑わせる、狂わせる器官は無いとも言えますので、もしかしたら、我々が見せられているまやかしを全て見通せる目を持っていると言えるのかも知れません。座頭一なんかにもこの辺のメッセージが込められている気がします。
勿論、これは今現在私は目が見えるから言えるに過ぎない事なのかも知れませんが。

さて、4年に一度閏年が来て暦を調整するわけですが、という事は、4年とは即ち「365日×4年+1日=1461日」という事になります。しかし、これで本当に調整出来ているのでしょうか? 端数は本当に1日単位で修正出来る物なのでしょうか?
果たして、地球の本当の公転周期は? 調べてみると、365.25636日だそうです。なるほど、凡そ365.25日だから0.25×4=1で、この小数点以下部分を閏年で調整しているわけです。では、その下の0.00636日はどうなっているのでしょう? 微々たるものだから無視して良いのでしょうか? 0.006日とは、だいたい9分です。たった9分でも積もり積もれば……? 0.00636日×160年=1.0176日。人間の一生はだいたい80年。という事は、生まれてから死ぬに、半日のズレが生じている!!
……だから、何だってんだ?
                        駅員@15000年後には、季節が一つずつズレます

2008年2月26日(火)
駅日誌(842) 「粉屋と驢馬」

粉挽きを生業にしている老人が、子供を連れて、町へ驢馬を売りに行く事になりました。二人は徒歩で、縄に繋いだ驢馬を引いて道を歩いていたのですが、そこに通りがかった人が声をかけました。「折角驢馬がいるのだから、乗って行けば良いのに」と。
それを聞いて、老人は子供を驢馬に乗せて進む事にしました。やがて、また通りがかりの人に声をかけられました。「老人が歩いて、子供が偉そうに驢馬に跨っているなんて、世も末だ。子供を歩かせるべきだ」と。
それを聞いて、今度は老人が驢馬に乗り、子供が歩く事にしました。やがて、また通りがかりの人に声をかけられました。「自分ばかり驢馬に乗って、子供を歩かせるなんて酷い大人だ。二人とも乗れば良いのに」と。
それを聞いて、今度は二人とも驢馬に乗って進みました。やがて、また通りがかりの人に声をかけられました。「驢馬がヒイヒイ言っているではないか、可哀想に。二人も人がいるのだから、担いで行けば良いのに」と。それを聞いて、今度は棒に脚を縛り付けて、吊るして、前後で担いで行きました。
しかし、町の入口の橋に通りかかった時の事です。
大きく盛り上がった橋の湾曲のため、棒が折れて、驢馬は川へ落ち、流されて行ってしまいました。

これは、イソップ童話の有名な話の一つ「粉屋と驢馬」という話です。この話の寓意する所は、「何の考えもなしに人の意見に従うばかりだとろくなことが無い」といった所でしょう。
私は子供の頃、イソップ童話が好きでしたので、この話も良く覚えています。
私は、自分の事を「比較的意見をしっかり持った人間」だと思っています……が、それでも矢張り他人の意見に心が揺れてしまう事は多々あります。良い意見は取り入れ、悪い意見は却下する。それだけの事なのですが、あれこれと葛藤します。例えば、自分の仲の良い人間同士の意見が割れて、私がジャッジを下さないといけない時。例えば、気になる異性がいる時。何の迷いも無く、一刀両断或いは猪突猛進出来れば、どんなに楽か、と思います。しかし、それらを敢行して失敗した時の後悔の記憶が脳裏を過ぎります。人は年を取るにつれて臆病になってしまうのだな、と思います。
                                            駅員@チキン野郎

2008年2月25日(月)
駅日誌(841) 「カズ、三浦カズ」

タイトルの「カズ、三浦カズ」は、1998年フランスワールドカップ代表メンバー発表時に、岡田監督が三浦知良選手を外す事を発表した時の台詞です。1998年とは……もう10年も前なのか! そんな昔のような気がしません。光陰矢の如し。私がぼんやり生きている間に、月日は残酷に音も無く過ぎ去って行くのですね。
当時、「カズ」と言った後、ちゃんと名前を言い直すのかと思いきや、中途半端に「三浦カズ」と言ったのがちょっと可笑しかった記憶があります。
それにしても、三浦知良はいまだ現役……恐るべし。金はもう有り余る程持っている事でしょう。体がしんどい事も多い事でしょう。それでも40歳を過ぎて尚現役でいられるのは、心からサッカーを愛しているからなのでしょうね。

枕が長くなりました。今回の話題は「三浦カズヨシ」と言っても、「三浦和義」の方です。そう、フランスワールドカップよりもさらに昔の1981年「ロス疑惑」の容疑者です。「ロス疑惑」は、米国ロサンゼルスで起きた、以下の2つの事件を指しています。
@「殴打事件」:三浦氏の妻がホテルで一人になった時に、日本人女性が闖入し、鈍器で頭部を殴打した事件。
A「銃撃事件」:三浦夫妻が一緒の時に、駐車場で銃撃され、妻は頭部を、三浦氏は脚を撃たれ、妻が死亡。生命保険が三浦氏の手に。
その後、三浦犯人説が広まり、世間を騒がせた事件です。日本の裁判では、いずれの事件も最高裁まで行き、殴打事件については、殺人未遂の懲役6年実刑判決、銃撃事件では無罪判決となりました。最終的に無罪確定したのが2003年でした。その時点で、もう終わった事件だとして忘れかけられていた所だと思います。ところが、つい先日22日に、三浦氏がサイパンでロス市警に逮捕されました。
私は1981年当時まだ子供で、リアルタイムで事件を追ってはいないので、分かりませんが、この事件についての記憶がシッカリしている方は、「まだ終わっていなかったのか!?」と思っている事でしょう。日本の法律では、一事不再理の原則がありますが、それはあくまで国内に限った話。この事件の舞台は米国なので、その地の警察にも捜査権はあると言えます。しかも、ロサンゼルスのあるカリフォルニア州は、殺人事件には時効がないそうです。ロス市警は、今になって何か有力な情報を抑えたのでしょうか? 気になる所です。

それにしても、フランスワールドカップが10年も前だと知って、時の流れに愕然とした一方で、昔の話だと思っていた事件が現在も進行しているとは……
                                  駅員@時の流れとは奇妙なものよ

2008年2月24日(日)
駅日誌(840) 「過眠症」

「不眠症」という言葉がありますが、私はどちらかと言うと、「過眠症」です。眠り過ぎてしまうのです。
土曜日は朝から昼まで、職場の人間とバスケをしていました。帰宅すると14時。洗濯機を回し始めてしばらくすると、ちょっと眠くなって来ました。運動したから疲れたのかな? ちょっと昼寝でもするか……気が付くと、9時。
いえ、夜の21時ではありません。翌朝の9時だったのです。19時間も連続で眠っている事になります!
私の記憶では、23時と早朝4時頃にそれぞれ一度目が覚めたのですが、起きようとしなかったのでしょう。その時の意思決定は、私の中でもハッキリしません。後者は多分、「寒っ」と思ってそのまま眠ってしまったのでしょう。
19時間も眠っていると、頭が物凄くぼうっとしています。一体どれだけの脳細胞が死んでいる事やら……
何本も夢を観たという記憶があります。中身は全く覚えていないのですが。24時間中、眠っている時間の方が長い日があるなんて……荘子の「胡蝶」の話を思い出します。即ち、ある日荘子が眠っていて、蝶になって野原を飛び回る夢を見たのですが、これは果たして自分が蝶になった夢を見ているのか、それとも、普段の人間の姿は蝶が人間になった夢を見ているだけなのか? という話です。
もしかしたら、私も何者かが見ている夢なのかも知れないな、などと思ってしまいます。これを誰かに話しても一笑に付される事でしょう。しかし、今の私が夢なのだとしたら、その話した相手も夢の中の登場人物なわけであって……掘り進めると際限無く危ない方向に行きそうなので、この辺で止めておきましょう。

「不眠症」が病気と認定されている以上、「過眠症」という病気もあるのかも知れません。
三年寝太郎、眠れる森の美女、白雪姫……延々眠り続けている人物が出てくる御伽噺は沢山あります。
わ! 調べてみると、シッカリ「過眠症」という病気があるではないか! しかし、その主だったものは、昼間突如強烈な眠気に襲われるという事だそうです。
私も勿論昼間に眠くなる事が零ではありませんが、それよりも異様に長い時間ずっと眠っている事の方が問題です。しかし、根本原因は同じなのかも知れません。きっと、一般的な過眠症の症状である「昼間眠くなる」のも、私の「何時間でも眠っている」のも、眠りが浅いからなのだと思います。
                            駅員@低反発枕を使っているのになあ……

2008年2月22日(金)
駅日誌(839) 「猫の日」

今日は、猫の日だそうです。何故か? 2(にゃん)2(にゃん)2(にゃん)で猫の日だそうです。では、犬の日は何月何日でしょう? 1月11日……ファイナルアンサー?
……残念。11月1日だそうです。語呂合わせはもうお分かりですね。1(ワン)1(ワン)1(ワン)で犬の日です。


さて、人間には2つ乃至4つの類型があると言われます。2類型では、犬系人間と猫系人間、4類型ではそれに加えて狸と狐です。特に、女性を評する場合には、こういう類型が頭に浮かびます。いえ、見た目だけではなく、それに加えて雰囲気というかオーラと言うか、そんな感じも加味した印象でです。
会社の私の部署には、女性が三人おられます。その三人は私に言わせれば、それぞれ、狐・猫・犬というイメージです。もしかしたら、当人達も言われてピンと来ないかも知れませんが、私の目にはそういう風に見えます。
では、男性ではありますが、私はどうなのか? うーーーん、自分で自分の類型を考えるのもピンと来ないのです……
                              駅員@他人に訊かないと分かりませんね

2008年2月21日(木)
駅日誌(838) 「アイギスの盾」

多神教のギリシャ神話には、沢山の神々が存在し、軍神だけでも二人もいます。アレスという男神とアテネという女神がそうです。アレスの方は力押しの血生臭い戦を象徴し、アテネの方は、戦術や戦略を象徴しています。そのアテネが持っている盾がアイギスの盾です。あらゆる邪悪や災厄を弾き返すと言われています。そして、このアイギスの盾ですが、英語読みでイージスと読みます。
イージスと言えば、イージス艦。米軍や自衛隊が保有するイージス艦の名前はこの神話上の盾の名前から取られています。レーダーによる索敵や迎撃が得意な最新鋭の戦艦です。
そのイージス艦が漁船と衝突し、漁船が真っ二つに割れ、搭乗していた漁師親子が海に飲まれた事は、新聞・ニュース等で御存知の事と思います。現在も捜索が続いていますが、まだ見付かっておらず、搭乗員の対応、及び事後の防衛省の対応に批判が集まっています。何でも、「海上におけるニアミス時には、右に回避」というルールがあるにも関わらず、漁船は右に避けたのに、イージス艦は最大減速(スクリュー最大逆回転)のみで、回避行動を取らなかったとの事。発見が遅れたとか、発見したのに回避行動を取らなかったとか……自衛隊及び防衛省の姿勢に対する批判は沢山あります。
しかし、私が何より指摘したいのは、索敵が得意の最新鋭戦艦が漁船の回避もままならないとは! という点。しかも当夜は、ほぼ満月に近い晴れた月夜です。そりゃ、大きな網を持つ設備なので、その代わり網の目は大きいのだという事もあるとは思いますが、こんな具合では、不審船の発見も覚束無いです。

尚、驚くべき事に、当夜の月齢を調べた時に面白いデータを見かけました。
「二月の満月には事件・事故」が多いとの事。へえー! やっぱり満月には魔力があるんだなあ……
                                    駅員@今回のは満月前ですが

2008年2月19日(火)
駅日誌(837) 「とうふでごはん」

知人から、男前豆腐店の豆腐を頂きました。となると、調理器具のろくに揃っていない私の食べ方は、二つ。酒のつまみに冷奴/豆腐御飯……今日は会社で多少物を食べたのですが、帰った時には腹が空いていたので、豆腐御飯にしました。
豆腐御飯だと〜? ええ、温かい御飯に、豆腐を乗せて、醤油をかけてグチャグチャと。超シンプル! しかし、この男前豆腐店、なかなか滋味のある豆腐を作りますので、こんな食べ方でも美味。豆乳濃度が高いのでしょう。コクがあります。この豆腐で白和えを拵えたらさぞ美味かろうと思います。

さて、男前豆腐店ですが、その最大の特長は、味よりもそのパッケージングにあります。
豆腐を商品化するに当たり、ただの豆腐ではなく、何らかのキャラクター付けをするのです。その代表商品は、文字通り「男前豆腐」。「男」と大書されたパッケージに入っています。「水も滴る良い男」という意味で、底が浮かせてあり、水分が下に落ちてより濃厚になっています。他にも、薄くて長い容器に入った「豆腐屋ジョニー」等々が有名で、今やあちこちのスーパーで見かけます。
うーむ、豆腐は所詮豆腐。余程の老舗でもない限り、どれだけ美味しくても、注目を浴びないと店頭に置いてさえ貰えません。この奇を衒った商品形態は、「一度興味を持って食べてみれば、味がわかる筈」という自信の表れであると同時に、最初のハードルを越える為の必須条件だったのです。
しかし、これって今やコモディティ化してしまった商品全般に通用する手法ではないかと思います。何か、私の仕事にも活かせないものかなあ……
                            駅員@一応男前な生き方を志向しています

2008年2月18日(月)
駅日誌(836) 「妄想を申そう」

ガーン!! 「妄想を申そう」? のっけからさぶい駄洒落ですいません。今日は色々な場面が、私を妄想に導きました。だから今日は妄想を申そうと思ったのです。

朝、通勤途中、腹に鈍い痛みが……うむむむ、途中下車&トイレです。それと同時に遅刻確定。月曜日の朝は、どうも体のリズムが狂い易い……というのも、土日に体のサイクルを乱しているからですね。休日は用事が無ければ、いつまでも寝ているのです。そのせいで睡眠サイクル及び排泄サイクルが狂い、その付けが月曜日の朝に出ます。
いかんいかんいかん……これでは後輩を始めとした同僚に示しが付かん!! 自分以外に理由がある遅刻(電車遅延や子供の世話等)での遅刻ならば良いのですが、100%自責の遅刻はいかんぞ!! ……というわけで、自分が遅刻しておきながら、朝から「健康管理も仕事のうちだ! こんな事ではいかん!」などと大言壮語を放ちました。

昼間、ティッシュ配りの人にランドセルを背負った小学生が、「ティッシュ頂戴」と近付いたのを見かけました。ティッシュ配りの人曰く「子供にはあげられない」との事。
何だと!? と一瞬思ったのですが、なるほど、サラ金のティッシュでは、子供に配るわけにはいかんか……と、ちょっともやもやした気持ちになりました。


その後電車に乗っている時、私の隣が空いた状態で、男がそこに座りかけて老夫婦に席を譲りました。老夫婦曰く「次で降りるので、良いです」と言ったのですが、その男はそのまま立っていました。老夫人がそこに座り、一駅で降りたのですが、その一駅間の気まずい事気まずい事……もやもや。

会社に戻り、トイレで社長を見かけました。社長は、トイレの手洗い場に水滴が沢山落ちているのを普段から快く思っていないのですが、その時、社長は手ずから手洗い場の周りを拭いていたのです。私が小用を済ませて手洗い場に行くと、もうそれが終わりそうな瞬間でした……社長が手ずからそんな事をしているのに、私はそれをただ見ていただけなのです……もやもや。

今日のこの些細な物事の数々……もしや、神が俺を試しているのか!? と、これが私の妄想なのです。遅刻の処理はこれで良かったのか? ティッシュ配りから俺がティッシュを貰ってそれを子供にあげるべきではなかったか? 譬え一駅でも老夫婦が揃って座れるように計らうべきではなかったか? 社長が手洗い場を拭いているのを見た瞬間、何も考えず、それを代わるべきではなかったか?
そんな事をくよくよ考えてしまいました。ほんの些細な事ではあります。しかし、その些細な事の積み重ねが人間を形成するのではないか? これこそが人徳ではないのか? 一笑に付されるかも知れませんが、私はこんな事をくよくよ考えていたりします。

「人は皆、悩んでるタール人」……私の好きな漫画の一つ、「厳格に訊け」(小林よしのり作)の中の台詞です。人は皆悩んでいる。悩んでいる自分を恥じる事は無い、大いに悩むべきだ。悩んでこそ人は成長する。そんなメッセージにも受け取れます。
そして、悩んでいるからこそ、人の悩みにも耳を傾けられるのではないかと思います。というわけで、最近、当駅前掲示板にて、最近「悩み相談室」を設けました。匿名で大いに結構。大いに悩んでいる私が、大いに悩みを聴こうかな、なんて思っています。
                                  駅員@若きウェルテル張りの悩み

2008年2月18日(月)
駅日誌(835) 「デファクトスタンダード」

東芝がHD-DVDから撤退しました。新世代DVDの規格争いは、これでブルーレイ・ディスクの勝利となります。この勝敗を決したのは、即ち、HD-DVDが撤退を余儀無くされたのは、アメリカの大手映画会社の影響でした。矢張り、ソフトウェア/コンテンツが勝敗を決した恰好になります。嘗てVHS対ベータマックスで敗れたソニーでしたが、新世代DVDでは勝利しました。
何はともあれ、我々一般消費者は早いところいずれかに決まってくれた方が助かります。このように互換性のない規格が二本立てで生き延びると、自分が買った側の規格が敗れた時に、買い替えを余儀無くされてしまいます。
まあ、私は地上波アナログ電波が終了する2011年まで、テレビ及びそれに付随する録画再生機を買い換える予定はなかったので、それまでに大枠が固まって良かったというのが率直な感想です。ええ、まだ3年、今使っている14型のブラウン管テレビ+DVD再生機のみで持たせるつもりです。だって、テレビを観る機会も少ないし、良いかなあと思っています。
心配なのは、それまでにテレビにガタが来てしまわないかどうかという点です。実は、大学時代に買ったテレビは安物だったという事もあり、4回生の頃には、音声は流れる物の、映像は横一本の光の筋に成り下がっており、最後はニュース番組を音声のみで聞いていたという有様でした。その時は、もうほんの数ヶ月で下宿を引き払うのに、新しいのを買うのも何だかなあという事で、買い換えなかったのですが、流石に今なら買い換えるとは思いますがね。

さて、こういった規格争いが生じる背景には、どこの会社もデファクトスタンダードの地位を取りたがるという事があります。同じ目的の製品を、A社がA規格で開発し、ほぼ同時期にB社がB規格で開発したとします。A社としてはA規格が一般化した方が先行者利益をたっぷり取れますし、B社としてもそれは同じです。選択肢としては、A、Bいずれかの勝利か、棲み分けしかありません。しかし、当初同じ目的で開発された以上、棲み分けは双方に余程の甘味がないと難しいです。そこに、同業のC社、D社、E社があるとします。これらはA陣営かB陣営にくっつく事になります。ABそれぞれが自陣営への引き入れを狙って争奪戦が起きるわけです。更に、そのA規格及びB規格が関わる分野をも巻き込みます。今回のDVDでは映像ソフト会社がこれに当たる訳です。そして、今回はこのソフト会社の抱え込みが勝敗を決したのです。

こういう争いも見ている分には面白いのですが、勝敗が決するまでは、やっぱり買い控えちゃいますね。「こち亀」という漫画に無加月巡査という登場人物がいるのですが、買った物がことごとく規格変更になってしまうという不運な人物です。こうはなりたくありません。
                  駅員@私は家電を買うのは遅い方なので心配ありませんが

2008年2月16日(土)
駅日誌(834) 「偽装過剰反応は人間の弱体化である」

人間は、昔と比べて明らかに弱体化しております。白い恋人、赤福、船場吉兆、JTフーズ餃子……最近この手の話題が多いですが、はっきり言わせて貰いましょう。今、これらを避けている人間は愚かであります。発覚後は徹底的に対策が取られますので、現時点では最も安全な食品であると言えるでしょう。

大体やねえ(竹村健一風!)、食べられるかどうか、食べて安全かどうか、これを自らの語感で判断出来ない事、これが弱体化なのです。ていうか、皆冷蔵庫の中で賞味期限を過ぎている物でも、臭いや色、触感で判断して食べているのではないか!? だったら、店でもそういう判断をすれば良いだけの話。
しかし、これだけは言わせて下さい。売り物の桃を押して指の跡を付けておきながら、買わないのは許さん!
                                             駅員@食の安全

2008年2月15日(金)
駅日誌(833) 「欲求ふマン」

私の好きだった漫画の一つに、「激烈バカ」という漫画があります。非常に下品で下らない漫画なのですが、その名の通り激しく馬鹿馬鹿しい漫画でもあります。そして、馬鹿馬鹿しい中に、一つの真理が埋もれているという、存外深いものなのです。
基本的には1ページに1本で話が完結する物の集合体という構成なのですが、人気の出たキャラクターはレギュラー化しています。その中の一人が「欲求ふマン」です。人の諍いの場面等に現れては、「俺はお前の心、お前の心はこう叫ぶ」と、わざわざ言わなくても良い事を言っては逃げるというキャラクターです。

私もどうも、この「欲求ふマン」のように、言わなくても良いこ事を言ってしまう性分のようです。なので、よく人から誤解(誤解ではない場合もありますが)されたりします。文字通り、欲求不満が溜まっているからなのでしょうか? うーむ、まあ溜まっていないと言えば嘘になりますが。
最近は、自分の性分を理解し、なるべく余計な事を言わないように気を付けてはいるのですが、これが欲求不満の捌け口を塞いでいる事になり、悪化させている気がします。然りとて「欲求ふマン」のように、どストレートに言いたい放題にしてしまうと、人々から疎んじられ、これも欲求不満の素となる事でしょう。
たまに、「開き直りの境地に達し、言いたい放題言って、且つ疎んじられても気にならなくなれれば幸せなのかも知れないなあ」などと思ったりします。
                    駅員@毎日毎日日記を書くのも欲求不満の表れなのかも

2008年2月14日(木)
駅日誌(832) 「まだ戦後である」

いつもドンパチやる前に 聖書に手を置く大統領がいる
神の名におき正義に酔い痴れて
隣のあの娘が輪姦されて 綺麗なサンゴが汚れても
戦争に赴く基地は安保られる

  〜桑田佳祐「どん底のブルース」より〜

沖縄米軍海兵隊員が、地元女子中学生に暴行をはたらいた事件が起きました。過去の事件を調べれば、他にも米兵による女性への暴行・強姦の類は枚挙に暇がありません。まさに鬼畜米! 高度成長期に「最早戦後ではない」という言葉がありましたが、「まだ戦後である」です。こういう事件が起きる度に、「だから俺は、日米安保破棄&日本軍再編を主張しているのだ!」と思います。
アメリカ人、特に軍人はほぼ確実にUSA原理主義ですから、沖縄の事を「植民地であり、我々が守ってやっている地域なのだから、ゴチャゴチャ抜かすな!」くらいにしか思っていないのでしょう。少なくとも現業の連中はそうではないかと思います。勿論、日本人を妻に持つ親日家もいるのでしょうが、果たしてどちらが多数派なのか? それは分かりませんが、私は「心の底では前者である」という者が多いのではないかと心配です。

さて、一頻り鬼畜ロリコンバットを罵った上で、ちょっと違った見方をしてみましょう。
即ち、真実はどうなのか? 非難囂々を覚悟で書きますが、あくまで可能性の問題としては、冤罪という線もゼロではありません。気になるのは、最初にほいほいとバイクに乗って容疑者宅まで行ってしまっている点。安心だと思って油断したのでしょうか? それとも……?(別の可能性も思い付きましたが、憶測で言って許されるような事ではないので書けません) バイクの場合は後ろに乗せた人間を拘束する事は出来ません。信号なんかで止まれば、いつでも降りて逃げる事が可能なのです。
憶測では何でも言えますが、あくまで憶測は憶測。あんまり突飛な事を言うと、人間性を疑われますので、この辺にしておきましょう。

話を戻します。日本の軍事力を見れば、中国とは戦えなくとも、北朝鮮は退けるくらいの力は持っています。但し、これは核を除けばという話。では、核の傘から出てしまうとどうなるのか? 抑止力を失って撃ち込まれるのか? それも無いと思います。核の抑止力は絶妙なバランスで成り立っています。一旦崩れれば、是即ち世界の崩壊なのです。
非核武装の正規軍、私はこれが良いと思います。いつも引き合いに出す言葉「東洋のスイスたれ」だと思うのです。
                                          駅員@正義は何処に

2008年2月13日(水)
駅日誌(831) 「光柱」

先日の夜、鳥取県から見える海に、何本もの光柱が出現したそうです。地域住民からは「あの光は何事か!?」という問い合わせが殺到したとの事。
光柱とは、別名「太陽柱」とも言い、雲の中にある氷の粒がほぼ無風状態で六角形の板として水平に浮かんでいる時に、太陽光が反射され、地平線から上方に伸びた光の柱の事を言うそうで、非常に珍しい現象だそうです。今回は夜ですから、太陽ではなくどうも烏賊漁の漁火が原因らしいとの事。漁火も人工衛星から見えるくらい強い光ですから、こういう事もあるのでしょう。

しかし、そりゃビックリしますよねえ。ふと沖合いを見ると、光の柱が何本もあるなんて。
方向的には中国や北朝鮮がありますから、あっちからの何らかのアクションか? はたまた宇宙人の襲来か? それとも旧約聖書でソドムとゴモラを焼き尽くしたメギドの火か?
いや、そこまでは思わないにしても、「何事か!?」とは思うでしょうね。その一方で、神秘的で非常に惹かれるものがあります。見てみたいものです。
大きなパチンコ屋やラブホテルの屋上から空へ向けてサーチライトみたいな物が動いているのはよく見るのですが、あれとは全然違うのでしょうね。サーチライトと言えば、私はそれを見る度に、脳内で銭型のとっつぁんが「どこだー!? ルパーン!」と騒いでいる映像が浮かんでしまいます。
                                      駅員@幼稚な脳味噌だなあ

2008年2月12日(火)
駅日誌(830) 「ほっかほっか戦」

ホットな弁当を買える店、ほっかほっか亭にて、内紛が勃発しています。
そもそも、この「ほっかほっか亭」というチェーンは非常にどろどろしているようです。ややこしいのは、一体どれがトップなのか良く分からないという構造です。今騒動になっている「ほっかほっか亭総本部」と「プレナス」という二社の他に、「ハークスレイ」なんて会社も「トップ?」という位置にあります。トップっぽい会社が3つとは、是如何に? それはほっかほっか亭沿革の概略を見れば分かります。

1976年、炊きたて御飯の弁当に先鞭を付けたのが歴史の始まりです。以降、この創業者が「鰍ルっかほっか亭総本部」となります。
1985年、東日本・関西・九州という三本部制を導入し、その九州エリアでフランチャイジーとなった会社が「潟vレナス」で、関西本部でフランチャイジーとなった会社が「潟nークスレイ」になります。
1999年〜2004年、「プレナス」が関東の「鰍ルっかほっか亭」を買収、「ほっかほっか亭総本部」の株式も取得し、吸収合併します(筆頭株主は創業者の総本部社長)。
しかし、関西のハークスレイがこの創業者社長から、株式(筆頭分)を取得して、「ほっかほっか亭総本部」を子会社化します。
それに立腹した(というのは憶測ですが)「プレナス」は、フランチャイズ契約を解除し、「ほっかほっか亭」チェーンから離脱し、「独自の弁当チェーンをやっていく」と宣言、総本部側は「フランチャイズ契約上、一年は弁当販売は出来ない」と主張しています。この離脱宣言あたりが年明けの騒動です。
ダイナミックにドロドロしていますねえ! 海苔弁とか、唐揚弁当とか非常に美味しいのに……勿体無い。

この経緯を見ていると、何だかプレナスが野心を持った暴れん坊みたいに見えてきますが、きっと創業者も強引な事をしているんだろうなあという気もします。上記以外にも、長崎と宮崎でも謀叛が起きた事があったそうですし。

しかし、この「フランチャイジーがフランチャイザーを買収する」というのは、実はそう変な事ではありません。流れは異なりますが、例えば、米国発祥のセブン・イレブンは今は日本の7&iホールディングスグループの傘下なのです。
     駅員@それにしても「ほっかほっか亭」騒動って言うと何だか軽く聞こえちゃいます

2008年2月11日(月)
駅日誌(829) 「雪板」

今シーズン二度目のスノーボードに行ってきました。今回の場所は群馬県の玉原高原にある「たんばらスキーパーク」という場所です。今回は少人数だったので、私の車を出す事も無く、車に同乗させて貰いました。私の車を出すと、癖のある車の上MTなので、なかなか運転の交代がままならないので、助かりました。

関越自動車道の沼田ICから程無く山道になります。路面は積雪&凍結。今回は4WD車だったので、何とかスタッドレスのみで行けましたが、私の車だったらチェーンは必須になりそうだと思いました。止まっちゃったらタイヤが空転しそうです。
朝8:00頃ゲレンデに到着し、早速滑り始めました。今回は三連休だったので、泊まりの人も多かった事だろうと思いますので、その最終日の今日は比較的空いていました。
今回も当初只管滑っていただけなのですが、基礎的技術の「オーリー」というやつをちょっと齧りました。ウェーブと呼ばれるなだらかな凹凸、キッカーと呼ばれるジャンプ台にもちょっと手を出してみました。元々、飛んだり跳ねたりはするつもりはなかったのですが、調べれば色々試せる事が出て来そうだと思いました。今後はちょっとずつ取り入れて行こうかと思っています(仮にも勤め人ですから、怪我をしない程度にちょっとずつ、ですが)。
土曜日の降雪で雪は豊富にあり、空は快晴、清々しいコンディションだったので、面白かったですが、暑かったです。途中で顔の下半分に当てていた布が取れたり、暑くて外したりしたので、日焼けしてそうな気もします……
                        駅員@スノーボード以外にも色々勉強になりました

2008年2月10日(日)
駅日誌(828) 「両面焼そば」

「両面焼そば」って、御存知でしょうか? 以前「王様のブランチ」で紹介された事もある食べ物なのですが、私は先日初めて食べました。
で、「両面焼そば」とは一体何なのか? 基本的にはソース味の焼そばなのですが、何が「両面」なのかというと、その調理法にあります。
先ずはその麺を茹で始めます。茹でた麺を鉄板に移し、その麺を鉄板に押し付け、焦げ目が付く迄焼きます。片面が焼けると、円盤状になった焼そばの塊をお好み焼の如く、引っ繰り返し、反対側も焼きます。この焼工程を指して「両面」と言うのです。この後、円盤状に焼いた物にソースをかけて麺を解してそれを皿に盛って出来上がり。この焼き方により表面はカリカリ、中はもちもちという食感の麺となるのです。具材はもやしと豚肉です。これがなかなか美味。そこにオプションとして生卵(50円)があり、これを頼んでも美味しいです。
私が食べたのは、三田線新高島平駅近くの「あぺたいと」という店でした。はっきり言って場末です。三田線以外に鉄道網がない陸の孤島のような場所です。にも関わらず、非常に繁盛していました。食べてみるとなるほど頷けます。

この「両面焼そば」の発祥は、大分県にあります。九州出身の方には結構有名らしいのですが、「想夫恋」(そうぶれん)という店が福岡・大分・熊本あたりでチェーン展開しているそうです(因みに、首都圏では横浜に店があるそうです)。
ローカル発信麺料理の一種ですね。盛岡冷麺、ジャージャー麺、長野県伊那のローメン、吉田うどん、富士宮焼そば、名古屋味噌煮こみうどん、小倉焼うどん等々……地方地方の特長的な麺類って結構どれも「物凄く美味い」って事はないのですが、たまに食べたくなる中毒性のある味の物が多いですね。前述の「あぺたいと」も、私の住まいから遠くないので、今後たまに食べに行こうと思いました。
                                  駅員@たかが焼そばされど焼そば

2008年2月9日(土)
駅日誌(827) 「えねーちけー」

寒い寒いと思っていたら、午後から雪が降り始めました。先週末に引き続き今日も雪か……この三連休はスキー/スノーボード以外の商売はあがったりでしょうね。だって、こんなに寒いとあんまり出掛けたくないもの。
そんな雪の降る夕方に、チャイムの音。一体? 鶴の恩返しの如く、何者かが私に恩返しに来たのかな? インターフォンに出ると「NHKです」の声。何と、恩返しどころか、特殊法人日本放送協会が、受信料を取りにやってきたのです。
出てしまったものはしょうがない。玄関を開けると、外は厳寒の雪。そこにおっさんが一人おります。いそいそと受信料の話を始めました。手にはハンディターミナルにような物があり、手続きは基本的にそれを使って行う様子です。毎度毎度集金に来られるの邪魔臭いですし、何でも近々集金方式はコストの都合でなくなるそうなので、振替としました。という事は、今後自動的に私の口座から受信料が取られます。とほほ。
それにしても、大変だなあ……この寒い中遅くまで集金に回り、しかも、私のように素直に払う人間ばかりとは限りません。NHKの色々な不祥事の話を持ち出しては、払うまいと頑張る人もいるでしょうし、うちはテレビは無いと嘘を吐く人もいるでしょうし、居留守を使う人もいるでしょう。
私もズバズバ物を言う方なので、本当は言いたい所なのですが、何もこのおっさんがやったわけではないし、それに放送法上、テレビを持っている人は払う義務があるというルールがあるので無駄な足掻きと言えます(そもそも、こうやって払う事になったのを、「運が悪かった」と思わせてしまうような仕組ではいかんよなあ)。
それにしても、このおっさんが一体幾らくらい給金を貰っているのかは分かりませんが、確かに非効率なシステムだと思います。自動的に金を取る仕組ではない以上、人が転居する度に、この労力が発生するリスクがあります。本当に金を取る必要があるのなら、金を回収するシステムをもっとシッカリ作り込まないといけません。
例えば、「テレビを購入=新規契約または機種変更という事になる」とか。これは電話と同じ仕組です。おっと、こうすると、家電量販店が商売がやりにくくなるので、反発しそうですが、こうしておけば余程物持ちが良い家以外、十年もすれば全世帯から取れそうです。いや、待てよ。「テレビゲーム用に購入し、受信はしない」と言えば逃げられますね。
では、「受信料ではなく、受信設備使用料とする」とか。アンテナがあれば、使おうと使うまいと、そこに受信料が発生するという仕組です。集合住宅では、そこのオーナーに負担が掛かります。それを賃借者負担にするかどうかはオーナー次第。
いずれも、どうもシックリ来ない……否、おいそれと理に適った方法が出て来れば、とっくにやっているか。
因みに、イギリスのBBCは、ライセンス制度になっており、「年間の費用を払ってようやくその年に受信する許可を得られる」のだそうです。徴収率は98%!
矢張り、資本力に影響されない公平な放送局である以上、ある程度強制力のある回収をしないとしんどいのかも知れません。
                    駅員@ドキュメンタリー等では良い物を作るのですがねえ

2008年2月7日(木)
駅日誌(826) 「実は今が一番安全」

ちょっと小耳に挟んだのですが、「硫黄島」って、そうあの映画の「硫黄島からの手紙」の舞台にもなった島ですが、所在地は東京都なんですね!
小笠原諸島の中の一つなのだそうです。もしかしたら常識なのかも知れませんが、私はもっと南洋の島だと思っていたので、意外でした。ていうか、太平洋戦争では、東京都にも侵攻されていた事になります。いや、中心部からは随分遠いのですが、東京都は東京都です。あの戦争は最終的に日本の降伏となったわけですが、首都陥落の危機だったわけです。
さて、その硫黄島ですが、土に硫黄分が多く、そこに流れる水は硫黄泉のような酸味のある水なのだそうで、飲んだら直ぐに腹を下してしまうそうです。

腹を下す……といえば、冷凍餃子の件が迷走中ですね。日本は製造国である中国の管理体制を責め、中国は製造過程では入り得ないと主張してどろどろです。殺虫剤はメタミドホスに次いでジクロルボスまで発覚しています。そして、JTと日清食品による加ト吉買収&事業統合の計画も白紙になりました。
何者かの陰謀なのではないかとさえ思えてきます。調べていないのですが、もし加ト吉、JT、日清食品の何れかの株式を外資系ファンドが大量に持っていたりしたら、怪しい気がします。
しかし、ニュースや新聞で毎日餃子の話題を耳にしていると、それが事件だとは言え、何だか餃子が食べたくなってきます。「そういや、最近餃子食べてないなあ」とか。「そんなやつおらへんやろ〜!!?」と言われてしまいそうですが、実は餃子の皮の売上が今急激に伸びているそうです。「餃子を食べたくなった→しかし出来合いは心配→作るか」といった感じなのでしょう。
更に踏み込みましょう。事件発覚後、危険な商品は撤収されています。一方、世論のイメージ操作に引っ掛かり易い人は、冷凍食品全般を避ける事でしょう。現に今日見たスーパーの冷凍食品売場は何となく閑散としていました。
という事は、「今が買い時」だと私は見ます。これは投資用語で言う所の「逆張り」の発想に近いです。評判が地に落ちた今が、実は一番安全な状態だとも言えるのです。各社神経を尖らせて調べていますからね。
「一つ事件があると、他にもありそうで怖くなる」なんて言う人が居ますが、連鎖するのはあくまで「発覚」のみであり、「発生」が連鎖するわけではありません。という事は、潜在リスクに変化が無い所に、上記危険排除の思想が加わりますから、安全度は上がっているのです。
しかも、皆が買わなければ、需要が下がり供給がだぶ付きます。という事は、価格が安くなっているのです。実は、今が最も安全な物を安く買える状態だと言えるのです。
これは、私はBSE騒動の時にも主張しました。ええ、あの時も安くて美味しい肉を沢山頂きましたよ。
                                  駅員@あくまで個人的な考えです

2008年2月6日(水)
駅日誌(825) 「超火曜日」

時差のある米国では、日本よりも日付が一日前になります。そんな火曜日(日本はもう水曜日)が、スーパーチューズデーだそうです。
アメリカの各州で行われる大統領選挙予備選の集中する日です。大抵の大統領選挙の時には、こういう場面で差が付いて、共和党、民主党の候補が決定されるわけですが、今年は民主党の方が混迷だそうです。民主党候補であるヒラリー=クリントン対バラク=オバマの票がが競っているためです。さてどうなる事やら? しかし、以前当日誌で書いた通り、二人ともマイノリティ向けにアピールしているのですが、いずれも本当にマイノリティの味方となるかは分かりません。

それにしても、スーパーチューズデーは大袈裟だよなあ、と思います。流石は大味国家アメリカ。はて、私の人生経験上に、こういう大袈裟な「スーパー○○デー」があったような……私は学生時代に某スーパーマーケットでアルバイトをしていたのですが、その時にありました。その名も「スーパー一の市」。
そのスーパーマーケットでは、毎月一日に「一の市」というセールを行うのですが、その特別版という事です。平成11年だったのか2001だったのかは忘れましたが、その11月11日にありました。いや、「スーパー」と言っても、普段の「一の市」と何が違うのかは明確には分かりません。大差が無いどころか、どこがどう違うのかという感じなのです。

きっと、「スーパー」という表現が最早陳腐なのでしょう。だから、「超」という程の凄さがなくでも使われてしまい、言い手と受け手の間にギャップが生じてしまうのです。スーパーチューズデーと言い、スーパー一の市と言い、これらに大袈裟な印象を持ってしまうのは、言い手は割と軽く付けている「スーパー」を、受け手である私が過大に捉えてしまったからなのだと思います。
                                          駅員@スーパー地獄

2008年2月5日(火)
駅日誌(824) 「ホームレスから物を買った」

THE BIG ISSUE(ビッグイシュー)という雑誌を御存知でしょうか? 本国は英国の雑誌なのですが、その日本語版も発売されています。実は、私もつい最近この雑誌の事を人から教えて貰って、それからちょっと興味があって、今日初購入致しました。
その興味の中心は、実は雑誌の中身ではありません。その販売形態なのです。それこそが、今日の日誌のタイトル「ホームレスから物を買った」なのです。即ち、このビッグイシュー誌の販売店は、ホームレスなのです。
今日、都内某駅のそばを歩いていると、ビッグイシュー誌を掲げた小汚い男が立っていました。「これか!」と思い早速購入してみた次第です。

その流通の仕組みは、出版社が雑誌を販売員をやりたいと言うホームレスに配布し、ホームレスが道端でその雑誌を販売するという形です。では、今回私が払った代金(価格は\300です)はどうなるかと言うと、その内の\160がホームレスの収入になり、\140が出版社の収入となります。この点は、「先ず出版社が\140でホームレスに販売するのか」、「最初は無償で渡し、その数を数えておいて後でホームレスから回収するのか」は分かりませんが、なかなか個性的なビジネスモデルで面白いと思います。「チャリティであって、チャリティでない」というスタンスなわけです。言わば、ホームレスの自立支援といった所なのでしょうか。
ある意味、非常に時流に合った商売だと思います。
昨年はミネラルウォーターのボルヴィックを買うと、その売上の何%かがアフリカで飲める水を掘る為の資金として寄付されるというキャンペーンが行われていましたが、それも売上が随分伸びたそうです。この世の中には、何となく「良い事をした」ような気分になりたい人が溢れ返っているのだなあ、と思います。
私は別段良い事をした気はありません。ハッキリ言って興味本位なのです。もしも、ちょっと小汚い程度ではなく、そこにいたのが異臭を放つ程の汚れ切ったホームレスだったら、「これではビッグ異臭ではないか!」等と思って買わなかったと思います。
ん? 待てよ……と。この事から気付いたのですが、もしかしたら、ホームレス自立支援雑誌と言えども、本当に救いようの無いレベルのホームレスは救えないのではないか?
寧ろ、販売員となっている人は、こうやって手を差し伸べずとも生きて行けるレベルのホームレスに限られているのではないか? 疑問が芽生えました。もうちょっとちゃんと読んでみて、また、ネットで調べてその辺は探る必要があります。
                                 駅員@一つ研究テーマが出来ました

2008年2月4日(月)
駅日誌(823) 「サカッテルネコ」

みゃーおう! みゃーおう! みゃーおう! みゃーおう! みゃーおう!
みゃーおう! みゃーおう! みゃーおう! みゃーおう! みゃーおう!
みゃーおう! みゃーおう! みゃーおう! みゃーおう! みゃーおう!
みゃーおう! みゃーおう! みゃーおう! みゃーおう! みゃーおう!
みゃーおう! みゃーおう! みゃーおう! みゃーおう! みゃーおう!

ええい! 五月蝿い!! この所、連日近所で猫が盛っております。
一昨日の夜、昨夜は連荘で、まさか今日も? と心配しております。今頃って、猫の繁殖期か何かですか? 特に昨日なんか、雪の降る極寒の中でまで事をしておるわけです。しんと静まり返った夜に猫の喘ぎ声が響いていました。野生の生命って逞しいなあ。それとも飼い猫でしょうか?
いずれにせよ、噂では、猫の間では人間以上にエイズが流行っているそうです。たいがいにしとけよ、と。
         駅員@疑問:子を持つ親は、猫が盛っている声を子供に問われたら何と?

2008年2月3日(日)
駅日誌(822) 「偏見」

人間誰しも無意識のうちに、偏見の眼差しで物事を見てしまう事があります。そこから、人を傷付けてしまったり、果ては差別問題に発展したりします。
例えば、よくある表現で、「巨乳は馬鹿である」という偏見があります。どうも世の中には、巨乳は馬鹿だという偏見を持っている人がいるようです。その主張者曰く「胸に養分を取られて、脳に回らないから」だそうですが、どうも信憑性に欠けるものです。
私は中学・高校・大学・社会人と通して見た中では、別段そこに関係性は見受けられないと思います。
「駅員、それはお前の辿って来た狭い狭い人生の中において、たまたまそうだっただけだ!」と言われそうですが、これはそのまま返せる言葉でもあります。主張者の人生経験上、たまたま「頭の悪い巨乳がいた」という事なのでしょう。
言い出しっぺは、どういう人なんでしょうね? 憂き目に遭わされた者による逆恨みなのでしょうか? 貧乳の人が、心無い愚か者に、胸のサイズを比較されて、逆上したのでしょうか?
そもそも、「胸に養分を取られる」という理屈ならば、乳の大小以前に、女性は基本的に男性より劣るという事になってしまいます。否、だったら男はポコチンに養分を取られてはいないのか!?
 だいたい、体のどこかに養分を取られて脳に回らないという理屈では、「痩せの大食い」の人は随分頭が良い事になってしまいます。だって、大量の養分を摂取して、且つ殆ど体に回っていないわけですから、後は脳に養分入りまくり! ……なのですが、どうも私の人生経験上では、男女差も、痩せも肥りもあんまり関係無いように見受けられます。
データとして傾向値を見るには、見た数が少な過ぎるのでしょう。
もしかしたら、膨大なデータを処理すれば、何らかの条件と頭の良さには高い関連性があるのかも知れません。しかし、もしも何らかのデータとして成立してしまった場合、それは偏見という生やさしい差別ではなく、絶対的な差別になり兼ねません。優生学という危ない考え方はこの延長線上にあります。私は卑しくもマーケティングという部署で仕事をしているわけですが、その仕事が大規模&高精度で出来てしまうと、市場版エスニック・クレンジングになってしまうような気がします。

さて、私も一つの偏見を持っている事を告白しましょう。探せばきっと他にも山のような偏見が脳内にあるのでしょうが、今回は今日たまたま牛丼を食べて思い付いた一つだけ。「牛丼をつゆだくや、つゆだくだく……等にする奴は馬鹿が多い」。ハイ、先程私が否定した「巨乳は馬鹿である」と同じくらいいい加減なものです。まさしく偏見!
勿論、これは100%偏見であり、実際には頭の良さと牛丼のつゆの量には関係性が無いのは分かっているのですが、敢えて言わせて下さい。
普通の「つゆだく」ならまだ良いのですが、「つゆだくだく」以上を頼む人を見ると、心から「こいつ、馬鹿じゃねーか!?」と思ってしまうのです。何て言うか、最初から味が付いて汁もかかっているのに、それをより汁っぽい飯、味の濃い飯にしてしまう所が、何だか馬鹿っぽいのです。私なんか、やろうと思えば、普通の牛丼+白飯でも行けますよ! ←うわ! こっちも随分馬鹿っぽい!
                         駅員@牛丼でこんな事を論じている事の愚かしさ

2008年2月2日(土)
駅日誌(821) 「黄金のキョロ缶」

1月に、知人から金のエンゼルが送られてきた旨を書きましたが、その「おもちゃの缶詰」が届きました。当駅日誌で公開しても良いという許可を得たので、公開致します。

専用印刷の段ボール箱に入って送られて来ました。箱には「森永製菓潟Jンヅメ係」の文字。これって、チョコボール課カンヅメ係とかいう部署名なのでしょうか? だとしたら、非常に転職したいところです。否、そこまで細かい部署名になっている筈がないので、きっとチョコレート部門のチョコボール担当者が抱える仕事の一環なのでしょうね。それに、もしそんな細かい部署があっても窓際閑職間違い無し!
箱を開けると、プチプチに包まれた、金色に輝くキョロちゃんの形をした缶詰が入っていました。
嘴と脚はプラスチックです。

注目はその中身であります。入っていたのは、@「キョロちゃんのびっくりチョコボールケース」、A「40周年記念パズル」、B「キョロちゃんのピョンピョンスタンプ」、C「キョロちゃんのぐるぐる起き上がりゴマ」、D「ひろってひろってチョコボール迷路」、E「キョロちゃんの黄金シール」の6つです。うーむ、どれもこれも、チャチと言えばチャチ、しかし何れも非売品なので、非常に有り難く感じます。人間は「限定」とかに弱いのだなあ。では、個々の玩具について解説しましょう。
@鈍い金色のプラスチック製箱です。チョコボールを入れるケースとして使います。尚、開け口を開けようとすると、箱の角からキョロちゃんがばね仕掛けで飛び出して来ます。これを指して「びっくり」なわけです。
Aよく四角いタイルをスライドさせて絵を完成させて遊ぶパズルがありますが、あれです。3×3のパズルになっています。この手のパズルは、序盤は簡単ですが、終盤に困る事が多いんですよね。
Bスタンプに蛇腹が付いており、透明プラスチックの筒の中に入っている人形が、蛇腹から噴出す空気で上下するというスタンプです。
C球形に近い形状の、回している内に重心移動で引っ繰り返るタイプの独楽ですね。
D透明プラスチックの密閉型迷路の中を小さな金属球を転がして遊ぶ物です。この手の物は、玉が複数あるとなかなか難しいです。
Eシールですね。何気にこれが一番良い気もします。
内容物6個。

私が気に入ったのは、@BE。@とBはその仕組が凝っていて好きですし、Eはさり気なく持ち物に貼っておく事で自慢出来そうな気がします(一端の社会人が、玩具をゴチャゴチャ持ち歩くわけにはいかないのです)。ハッキリ言って、ACDはキョロちゃんが付いているから価値があるものの、そうでなかったらキャンペーンでザラに配っていそうな物ですね。
                         駅員@年間何個くらい出回っているのでしょうか

2008年2月1日(金)
駅日誌(820) 「あやたか」

コカコーラの緑茶で、「綾鷹」という商品があります。CMで真田広之が「濁りを取ると御茶は痩せる」と言っているやつですね。
飲んでみると、PETボトルの御茶にしては、なかなか美味しいのですが、私はそのサイズは500mlPETしか無いと思っていました。しかし、どうも他のサイズがあるみたいです。本日某所で185g缶(いわゆる缶コーヒーの小さいサイズと同じサイズです)のタイプを入手しました。缶の下部にダイヤカット風の凹凸があります。これはPETボトルとイメージを統一しての事でしょう。
それにしても、最近の缶飲料は缶の表面に凹凸が付いた物が増えましたね。例えば、缶チューハイのキリン氷結でもダイヤカットがありますし、缶コーヒーのファイアやボスでは、日やボスのおっさんの顔が凹凸になっている物があります。
私はちょっと変わった物好きなので、こういう缶のバリエーションが増えるのは大歓迎です(缶を作っているメーカーの方は大変なんでしょうがね)。

この「綾鷹」ですが、上林春松本店という所が監修しているそうです。して、それは何ぞと言いますと、室町から江戸時代にかけ、将軍家に御茶を収めている由緒ある老舗だそうです。創業450年!
昨今の緑茶飲料は、こういった茶の名店のブランドを冠した商品が多いですね。この状態を見ていると、日本人が如何にブランド志向なのかが、分かります。しかし、これは同時にこういった飲料業界の宿命なのでしょうね。実際に飲んでみての味の違いが最も重要ではあるのですが、果たして完全に味覚だけで商品を選んでいる人間が世の中に一体どれだけいるのか? 各社がライバル商品を発売していると、どうもあんまり区別が付かないくらいに似た物も多く存在します。「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで」という番組で、「利き○○対決」というのをやっていますが、一般人の下では明確に区別はつきにくいのでしょう。という事は、飲料分野は味の競争以上にイメージの競争であるとも言えます。テレビを点けていると、日に何本も飲料のCMが流れるのは、矢張りこのせいだろうと思います。


さて、この「綾鷹」の公式サイトを見てみますと、「KAMONジェネレーター」なるものがあります。生年月日を入力する事で、その人のオリジナル家紋を生成するゲーム(占い?)です。因みに私の生年月日でやってみると、親指を立てた人の手の形で「グッド」というタイトルでした。何やら良さ気な感じです。
 
左:缶 / 右:家紋ジェネレーター。

                             駅員@他にはどんな家紋があるのだろう?
                      ▲ページTOPへ▲