2007年8月度目次
 #677 「Notting Hill Cakes」 ドーナツの次に来るのはカップケーキ?
 #678 「灼熱地獄」 今日はジメジメジリジリ暑かったです。
 #679 「オートマチック」 自動変速機・自動販売機。
 #680 「ロッキンジャパンフェス」 ひたちなか海浜公園にて。
 #681 「続・ロッキンジャパンフェス」 ひたちなか海浜公園にて。
 #682 「チーム-6%」 私のCO2排出削減提言。
 #683 「サンプルラボ&UT」 原宿・表参道方面に。
 #684 「ゴマスリスト」 今回は愚痴日記。
 #685 「はだしのゲン・前」 ドラマ・はだしのゲン。
 #686 「はだしのゲン・後」 ドラマ・はだしのゲン。
 #687 「銀幕寸評」 レンタルDVD“サウンド・オブ・サンダー”。
 #688 「京都五山禅の文化展」 東京国立博物館にて。
 #689 「読書感想文」 “反社会学講座”。
 #690 「終戦記念日」 戦争責任? 敗戦責任?
 #691 「KY」 そんなに周りに同調しないと駄目かい?
 #692 「白い恋人」 改竄は悪いが、もっとムカツクのは…
 #693 「水族館」 童心に帰りました。
 #694 「サイン&握手会」 人間椅子。
 #695 「はぐれ駅員旅情編(富嶽U・御来光)」 富士吉田側から。
 #696 「夏の高校野球閉幕」 佐賀北高校が優勝。
 #697 「遠き蛍雪」 大学時代の知人たちと飲みました。
 #698 「籠球」 バスケ&メイド喫茶突入未遂。
 #699 「投票率が下がる理由」 その一因は融通の利かなさ。
 #700 「山口晃展」 今度は武者絵だ!
 #701 「シンゾウのカイゾウなのだ」 これでいいのだ?
 #702 「マックに並ぶ」 新業態開店。
 #703 「-40℃」 画期的な殺虫剤なのに。
 #704 「デモしか教師ブロガー」 ネットの暗部。 

2007年8月31日(金)
駅日誌(704) 「デモシカ教師ブロガー」

デモシカ教師。ちょこっと学問をかじって、他に仕事にありつけそうにない人間はこう言います。「教師にでもなるか」「教師にしかなれない」。これを指して、デモシカ教師なんて言葉があります。勿論、教師として立派な方は沢山おり、そういう教師に恵まれた御陰で今の私があるわけですから、教師の全てがデモシカであると言うつもりは毛頭ありません。しかし、一方で本当にデモシカ教師な人も沢山いるのが、現実なのです。エロ教師、馬鹿教師、危険思想教師……と、色々いるわけです。

産経新聞が出所の記事で、こんなニュースを見ました。ブログで女子生徒の悪口を書いた教師が減給処分。
ふーむ、私も当駅日誌の中で色々な暴言を吐いた事がありますが、その時は名前は一切出しませんし、書いたとしてもそれは著名人の名前だけです。

件の教師、何とイニシアルのみならず、実名まで出して書いていたそうな。「○○ちゃんは不登校児」「試験で学年最下位だった○○さん」「○○先生は昼まで酒臭い」……この中の3つ目の飲んだくれはまだ良いでしょう(とは言え、そう思うなら、酒臭いその現場で「こいつ、酒くせえぞ」と言えば良いのですがね)。しかし、前の二つはいただけません。特に2つ目など、衆目に晒すのはあまりに酷いと思います。
更に、職員室のPCでブログを更新していたとの事。こんな奴、クビや! クビ! 56歳にもなって!
こんな事だから、私みたいなしょうもない者に「デモシカ教師」と罵られるのです。


それにしても、最近はインターネットの暗部がよく報道されています。
名古屋のキチガイ三人組(四人組?)による「殺人オフ会」。罵詈雑言のゴミ溜め、「学校裏掲示板」。バイタ淫売と女衒強姦色魔の競演場、携帯の「プロフ」。ネットは一種の中毒性がありますし、判断力が鈍ったり人格が変ってしまう人も居ます。その結果、リアルとバーチャルの境界が分からなくなってしまうのでしょうか?
鳴物入りで上場した「mixi」、今話題の「セカンドライフ」……これらでもいずれ犯罪行為が起きるのではないかと危惧します。いや、もう起きているのでしょうか。
                                             駅員@ネット地獄

2007年8月30日(木)
駅日誌(703) 「-40℃」

ちょっとこのネタは書くタイミングが遅れました。もう数々のブログや日記で書かれている事だと思いますが、これについては私も言わずに居れないので、言わせて下さい。

さて、御存知の通り、ライオンの「バルサン氷殺ジェット」が自主回収となりました。殺虫成分を使用していない画期的なゴキブリ用殺虫剤です。
何故自主回収の憂き目を受けたのか?
 使ってはいけない成分があったのか? だったら話は分かります。回収理由は、引火事故が多発したからです。では、特別燃えやすい危険なスプレーだったのか? 否、他のスプレー同様です。どうやら、名前のせいだと思われます。「氷殺」の言葉を勝手に勘違いした購入者が沢山いたのでしょう。エアゾールの仕組について何も知らない人がこんなにもいるとは……

ニュースには詳しい事まで書かれていなかったのですが、恐らくこういう事でしょう。
「殺虫成分の入っていない-40℃の冷却力でゴキブリを殺虫する」というのを冷凍ビームか何かと勘違いしたのでしょう。で、火に向けたら消えるとでも思っていたのでしょう。
スプレーにはちゃんと火気厳禁と書かれていますし、それ以前に感覚的に駄目だと分からないのでしょうか? スプレーの仕組というのは、缶の中に噴出したい液体と高圧ガスを注入して内部を高気圧化し、蓋を開ければ中身が高圧に押されて出てくるという状態に置いたものです。その高圧ガスは、可燃性ガスです。これは噴出したい液体の種類には関係なく可燃性です。

おいおい、そこまで面倒見てやらないといけないのでしょうか? これでは、学力試験を設けて、基準に満たない人には買物に制限を付けないといけなくなります。
これでは、ペットを乾かすために電子レンジを使ったら死んだとクレームをつけて、電子レンジのマニュアルに「犬や猫を入れないで下さい」と書いたなんていうアメリカンジョークと同じです。大真面目にアメリカンジョークを実行しちゃう脳味噌が超ファンキーなジャパニーズ! 笑えません。
私も企業に勤める人間の一人として、ライオンに同情します。殺虫成分を使用しないという事は、人と地球に優しい殺虫剤だと言うのに……早く復活して欲しいです。
(9月18日訂正:どうも普通のスプレーより燃え易かったようです。しかし、今でもコンロや風呂釜の近くという場所で火気厳禁のスプレーを放つ方が間違っていると思います)

                         駅員@改名して再販って事になるんでしょうかね

2007年8月29日(水)
駅日誌(702) 「マックに並ぶ」

「『ゲイ』と大書きされ、黒人のマッチョマンが恍惚の表情で汗を迸らせている写真が載っている」と書くと、何やらいかがわしい雑誌の事みたいですが、歴とした普通の新聞のスポーツ欄だったりします。世界陸上の話ですね(註:何も黒人のマッチョマンは皆バイセクシャルであると言っているわけではありません)。
さて、今日の表題ですが、「私は今日マックに並びました」と書かれると、それは何を想像させるでしょう? ipodでしょうか? i-phone? Mcdonald?
新聞やニュースで御覧になった方も多いと思いますが、今日からマクドナルドの新業態「マックカフェ」が全国15店開店しました。
そのメインは恵比寿ガーデンプレイス店だそうで、結構マスコミが来ていたようです。なかなか挑戦的ですね。目と鼻の先にはケンタッキーフライドチキンの本社があります。
私も早速行ってみました。混雑が予想される恵比寿は回避し、都内某所店に行きました。11時半開店の所に11時に到着したのですが、既に何十人も並んでいました。私は普段並んでまで食事をしたい人間ではないのですが、これも仕事のうちなのです。サクラとかではありません。開店初日の様子を見たり、逸早く売り物を飲食したりするのが目的です。トレンドを追うのも仕事の糧なのです。行列を見てみると、ビジネスルックの人もちらほら見受けられます。私と同じ目的の人たちでしょうか?

開店前から並んでいる人々相手に、店員が何やら配り始めました。配られたポリ手提げ袋には、ミネラルウォーターとブラウニー、チラシ兼注文用紙が入っていました。この状況、何かに似ています。そう、新宿のクリスピー・クリーム・ドーナツに似ているのです。あそこも行列が出来、またドーナツ1個を並んでいる人に無償配布します。
矢張り、日記やブログに良いイメージで書かれる事を期待しての事なのでしょう。この手の広告媒体は侮れません。……という事は、今日マックカフェに行った事を日誌に書いている私も、まんまと乗せられているというわけです。

で、肝心の売り物ですが、私の行った店は「ウェルカムセット」という形(マックデリ(クロワッサンベースの惣菜パン)+ナチュラルスープ+アイスコーヒー/アイスティー)しか選択がありませんでした。マックデリ、ナチュラルスープそれぞれに2種類ずつ用意されていたのですが、要はオープン記念メニューであるパン+スープ+ドリンクの一本勝負だったのです。\500也。味は先ず先ず。しかし、このセット、オープン記念で\500ですが、本来は\900程もするようです。そして、私の腹はこれでは満たされません。まあ、実際にターゲットにしているのは朝食や喫茶時間なので、量は良しとしましょう。しかしそうなると、矢張り高い! 私は普段使いは安い方のマクドナルドに行くべき階層みたいです。
                                    駅員@安売りマックからの脱却

2007年8月29日(水)
駅日誌(701) 「シンゾウのカイゾウなのだ」

安倍改造内閣の閣僚が発表になりました。とうわけで、それぞれの閣僚に対して、私の評価や期待を。あくまで、私の主観ですので、単純に好き嫌いになってしまう部分もあると思いますが、何卒。

◆総理:安倍晋三……拉致問題に取り組んでいた時にはなかなか好きな人物でしたが、今はこの体たらく。いや、本人は悪くないのですが、トップに立つ器ではないです。私の尊敬する総理吉田茂と比較すると雲泥の差。
◆総務:増田寛也……岩手県知事として辣腕を振るった地方分権派です。この人が総務って事は、やはり地方分権が推進される事でしょう。
◆法務:鳩山邦夫……13年ぶりの入閣だそうです。兄貴である由紀夫と丁々発止の兄弟喧嘩を期待。でも、プライベートで会う時は兄弟仲良く。
◆外務:町村信孝……以前にも外務大臣の経験あり。外交手腕はそこそこです。
◆財務:額賀福志郎……私の中では防衛庁長官時代が最も記憶が鮮明です。兵部から勘定奉行に。果たして、能力が向くかどうか。
◆文化:伊吹文明……留任。彼の日教組に対するスタンスが気になります。日教組と激突を期待。
◆厚労:舛添要一……政治討論番組なんかで有名な舛添さん。厚生労働行政については批判ばかりしていましたが、批判するに足る力を発揮出来るか。
◆農水:遠藤武彦……副大臣から上がりました。今現在呪われたポストです。叩いたら出てしまう埃はちゃんと事前に払っておいて下さい。
◆経産:甘利明……第三次産業の労働生産性アップに繋がる施策を期待。
◆国交:冬柴鉄三……うーん、信仰の自由はありますが、私とは相容れない信仰なので、あまり期待していません。
◆環境:鴨下一郎……今一番旬のポストの一つです。京都議定書の目標を達成出来ずとも、出来る事を着実に進めてもらいたいです。
◆防衛:高村正彦……頭の良い人だと思いますが、どうも人を引っ張る魅力には欠ける印象です。9条改正論も沸き立つ昨今、強いシビリアンコントロールが求められます。
◆官房長官:与謝野馨……政策に強い人物と聞いています。その調整能力の高さには期待出来ると思います。
◆国家公安:泉信也……70歳にして初入閣。未知数です。しかし、犯罪被害者が巣加える社会を希望します。
◆沖縄北方:岸田文雄……当内閣最若手。とは言え50歳です。地方分権推進には重要なポストです。地方分権期待。
◆金融・行革:渡辺喜美……留任。安倍氏と仲良し。ですが、まあこのポストは日銀が頑張れば良いので…
◆経済財政:大田弘子……日本の借金は年々雪達磨方式で増えています。何とか食い止めてもらいたいところ。
◆少子化:川上陽子……初入閣。このポストは女性向きだと思いますから、女性視点で産みやすい社会の構築を。

私は旧安倍内閣より随分良くなったと思います。その代わり与党の意見が大分反映されたようです。しかし、参院選の惨敗を見れば、これも詮無き事。叩けば埃の出る人が多過ぎました。
「産む機械」こと柳沢、「しょうがない」こと久間、その後任我儘おばはんこと小池、「バンソコ王子」こと赤城……彼等が更迭されたのは当然です。今回の内閣ではそんな糞しょーもない事で時間を潰さぬ様。国会運営のコストは国民の負担でなり立っています。
今、ふと思いましたが、「産む機械」発言って、やっぱり怒っている人の多くは女性なのでしょうか? 何で? 女を機械扱いしたから? しかし、冷静になってもっと深く読めば、男はその機械に原料を注ぐただのパイプって事なのです。本来は怒るべきは男の筈では?
目くじら立てて怒っていないで、柳沢氏を今後「筒」呼ばわりでもして笑ってやれば良いと思います。
                         駅員@それよりも、小沢が真剣勝負する事を期待

2007年8月27日(月)
駅日誌(700) 「山口晃展」

昨日、投票権を放棄して投票所を後にした私は、その後、一旦車を駐車場に戻し、電車に乗って電車に乗り、中村橋駅に向かいました。目的地は、駅前にある練馬区立美術館。ここは駅前にあるという事もあり、駐車場がありません。
目当ては「山口晃展〜今度は武者絵だ!〜」。この画家、私の好きな画家の一人なのです。今年はこの画家の個展に行くのは二回目です。ん? いや、前回は個展ではなく、二人展でした。
〜9月17日迄。

では、どういう絵を描く人なのか(これ、何回も当日誌で書いている気もしますが、御勘弁を)。基本路線は江戸時代+近未来的メカといった所でしょうか。そこいらを江戸時代の浮世絵風の画風で描いています。
有名な所では、AC公共広告機構の江戸仕草のCMや、日本橋三越100周年の広告なんかがあります。一度は御覧になった事がある人が多いのではないでしょうか。それにしても、その栄華を極めた三越も、最早伊勢丹との協力なくては生きていけないとは、諸行無常です。皮肉にも、まさしく浮世絵=憂き世絵の題材にピッタリになってしまいました。

今回の展示は、過去に見た作品が多かったのですが、新作もありました。それがこの個展のポスターにもなっている「続・無残ノ介」という漫画スタイルの続き物です。
「続」って事は、当然その前に「無残ノ介」もあるわけですが、こちらは「続・無残ノ介」を描く為のプロローグとも思われます(こちらも展示されています)。
さて、その「続・無残ノ介」のストーリーですが、とある名工が三本の名刀を打ちました。その中の一本が、持った人間を殺人マシーンと化してしまう妖刀でした。その妖刀が、時を経て、江戸時代がミックスされた架空の時代(時間軸としては昭和くらい?)に発見されます。しかし、妖刀である事は分かっていますので、心が弱い者に抜かせると大変な事になります。そこで、当代切っての剣術の名手にその刀を抜かせます。しかし、その名手もその刀によって狂気にとらわれ、人々を殺戮して回ります。それを止めるために、剣や銃といった数々の武芸の名手が集い、対峙します。その悉くを打ち破り、無残ノ介は帝都に迫ります。果たして、それを止めたのは……と、最後までネタバレでは無粋というものなので、この辺にしておきます。
非常に細密に描かれたその作品は、好きな人は好きになると思います。中村橋駅から徒歩2〜3分なので、時間のある方、地理的に近い方で、興味がある方は是非。
                      駅員@漫画的なので、美術に疎い方でも楽しめますよ

2007年8月26日(日)
駅日誌(699) 「投票率が下がる理由」

私の住む自治体(都道府県)において選挙があり、今日がその投票日でした。今日は特に予定が入っていなかったので、期日前投票制度は利用せず、今日行きました。
有権者の家には、投票案内の封筒が届きます。その中にあるバーコードの付いた紙を持って、そこに書かれた投票所に行って、候補者の名前を書く事で、選挙権を行使した事になります。私は常々、「投票券は政治に文句を言う為のチケット」であるという考えを持ってているので、「投票しない人=政治に一切文句が無い人」と見られてもしょうがないと思っています。

尚、私は最近同じ自治体内ですが住民票を移したせいで、その投票所は以前住んでいた所の近くになっていました。何でも選挙人名簿が更新されていないからだとの事。
歩いて行ったり、電車に乗って行ったりするにはちょっと遠い場所だったので、投票のためだけに車を転がして行きました。ええ、「投票のためだけに」行きました。選挙権という権利は本来これくらい重要な物だと思います。政治というものは身の周りの全てに少なからず関係している事なのです。
ところが、いざ投票所に入って、バーコードの付いた紙を渡すと、「最近引越しされましたか?」との問い。なるほど、その用紙の表に書かれた住所はその封筒の宛先を兼ねているから、当然の質問なのでしょう。
「はい」と答えると、別の窓口(ってほど大層な物ではなく、長机に二人いるだけ)に行かされました。問題は無い筈。自治体内での移動(市区町村間は移動)なので、この自治体の選挙権が失われる筈がありません。
そこでは、現住所の証明書が要るとの事。では、と「○○市民カード」を出しましたが、それでは駄目との事。それでは間違いなく住所が書いてある物を、と保険証を出しましたが、それでも駄目との事。
では、どうしたら良いのか? 区役所に行って、現住所に住んでいるという証明書を貰う必要があるとの事。
私が携行している物では現住所を証明出来ないとな? ……おかしい。こんな物必要だったか? 投票所では本人確認はされた記憶がありますが、そんな特殊な証明書を求められた事はありません。
社会保険庁の発行している公の保険証では何故駄目なのか? 住民基本台帳ネットワークに登録して発行された「○○市民カード」では何故駄目なのか? 社保庁も、市役所も、御墨付きを出せる存在ではないのか? 今から、わざわざ区役所に出向いて、その証明書を発行して貰って、投票所に戻って投票しろと?
阿呆か!! そんな糞面倒臭い事出来るか!! だいたい、何で住基ネットがいまだに機能していないのか!? 本来はあのカードでもっと色々出来る筈だろうが!

……と思ったのですが、こんな投票所なんかに座っている木っ端役人(或いはボランティアの町内会長?)に議論を吹っかけても詮無き事。下っ端では超法規的措置なんて出来ないだろうしなあ。
しかし、今更わざわざ証明書を取りに行く気はありません。私は投票に行った後、練馬区立美術館に「山口晃・展」(私の好きな画家の一人です。明日の日誌は、これについて書こうと思います)に行くつもりだったので、そんな証明書を取りに行く時間なんか用意していないのです。というわけで、今回は投票所に行っておきながら、選挙権を放棄したのでありました。
0.000……何%かは分かりませんが、私は投票率を下げました。さて、それでは投票率は何%だったのでしょうか。見てみると、30%を切っていました。当選は大差で決まったようなので、私の一票がどうのうのという訳ではないのですが、言わせて下さい。
選挙管理委員会は、その融通の利かなさが低投票率の一因だと心得よ。
                                                駅員@立腹

2007年8月25日(土)
駅日誌(698) 「籠球」

会社の同僚と都心の公民館にある体育館を借りて、バスケットボールをしました。
彼等はたまにこうしてバスケをやっているそうですが、私は今回初めて参加しました。バスケ、久々です。えー、もうかれこれ6〜7年ぶりくらいだと思います。学生時代は友人にバスケ好きがいたので、たまにやった事がありましたが、それ以来です(スラムダンク世代なのです)。

それにしても私は道具を使うスポーツが苦手でして、バスケ(ボールを使う)も例外ではありません。ていうか、体と頭を同時に使うのが苦手な不器用人間なのです。純体力勝負か、純頭脳勝負はそんなに苦手ではないのですが、その複合が苦手なのです。
だから走ったり跳んだりする機動力はちょっとは自信があるのですが、ボールの扱いに手間取ります。まあ、走ったり跳んだりの方も、ジムに通っているとは言え、流石にバテましたがね。
私は肉体疲労に関しては、かなり泣き言を言うのが早いです。「疲れた」「暑い」等がすぐ口から出てしまいます。実はそれらを口にしてからも結構持ったりするんですが。そのせいで、本当に泣き言を言いたい時でも、まだ行けると思われがちです。しかし、良い汗をかきました。

折角千代田区に出てきたので、その後「メイド喫茶」というものに行ってみようという事になりました。電車男等、秋葉原文化がメディアに露出する事で、一気に有名になりましたので、どういう所なのか一回行ってみたいと思っていたのです。
恐らく、元来この辺りを根城にしている方々にとっては、こういう「いちげんさん」は不愉快な存在だと思うので、なるべく遠慮して歩きました。そして、ついにメイド喫茶へ……
え!? いっぱい人が並んでる!! しかも老若男女問わず。

他の店も見てみましたが、矢張り並んでいます。嗚呼、我々のような「いちげんさん」が山の様にいるんだなあと実感し、並んでまで入る気は無く、諦めて帰りました。
                                      駅員@明日も筋肉痛か!?

2007年8月25日(土)
駅日誌(697) 「遠き蛍雪」

今日は大学時代の知人たちと久々に飲みました。他愛も無い話から、社会についてのちょっと真面目な話と、多岐に渡り談笑して、学生時代の若かった気持ちを取り戻したような気もしました。
しかし、一方で内心ふと「蛍雪遠くなりにけり」なんてしみじみ思ってしまいました。大学入学当時はまだ18歳。そこから4年間、若者として生きたものですが、卒業後は一気に時が過ぎた感があります。こういう気分になった時に、藤子F不二雄の「劇画オバQ」という漫画を見たら、涙ぐんでしまいそうです。
光陰矢の如し。よく、3歳児の1年は人生の1/3だが、80歳の1年は人生の1/80に過ぎないなどと申しますが、社会人になってからの一年一年は非常に短く感じます。時には、ブルーハーツのマーシーみたいに「あの時ああすればもっと今より幸せだったのか?」「あの時ああ言えばもっと今より幸せだったのか?」なんて事を考えてしまう事もあります。しかし、その歌の真意を汲んで、「前を見ないとな」と頭を振ります。
やっぱり藤子F不二雄と並び、ブルーハーツは私という人間形成に欠かせない存在だったんだなあ。


それにしても、酒が入るにつれて、私の毒舌も滑りがよくなってしまい、もしかしたら気分を害した人も居たかも知れません。彼等がこんなサイトを見ているとは思いませんが、この場を借りて陳謝致します。
                            駅員@気持ちだけでも若くありたいものです

2007年8月22日(水)
駅日誌(696) 「夏の高校野球閉幕」

一昨日、昨日に渡って登った富士登山でしたが、案の定筋肉痛です。とは言え、痛いのはふくらはぎくらいでしたので、仕事に支障はありませんでした。ふと、昨日の日誌を読み返してみると、富士登山の遵守事項について、もう一つ守っていない点がありました。(一)登山計画書と登山者名簿ってやつです。こんな物を書いて提出しないといけないなんて、事はたった今知りました。皆提出しているのでしょうか? それとも、こういうレジャー登山シーズン以外の登山の事を言っているのでしょうか? まあ、何はともあれ、問題無く(厳寒に震えましたが)登って来れたので、良しとしましょう。

さて、夏の高校野球選手権が劇的な試合の果て、閉幕しました。私の地元の高校は早々に敗れてしまったので、興味が随分薄まっていたのですが、今日の試合は面白かっただろうな、と思いました。
決勝戦は、広島の広陵高校対佐賀の佐賀北高校。
昼間、仕事中にちらっとネットで途中経過を見た時には、広陵がリードしていてもう終盤に差し掛かっていました。ああ、こりゃ広陵の勝ちかなと思いながら仕事に戻ったわけですが、帰ってニュースを見ると、佐賀北が8回に押し出しで1点を返し、逆転満塁本塁打で勝利していました。
「野球は筋書きの無いドラマだ」とはよく言ったものです。一回戦敗退〜優勝まで、あの糞暑い西宮で炎天下の中、試合をした高校球児たちに労いの言葉をかけてやりたい次第です。
とは言え、長い目で見れば、あんな酷い環境での試合は変更した方が良いのではないかとは思います。レッドソックスの松坂が出ているスポーツ飲料のCMで「水分を何パーセント失うとパフォーマンスがこれだけ落ちる云々」言っているのがありますが、高校球児たちのパフォーマンスは一体どれだけ落ちている事やら。時期か時間帯をずらしてあげたいところです。夏の風物詩となっている物に難癖をつけるのは無粋なのでしょうか。
                                      駅員@暑がり球児は不利?

2007年8月21日(火)
駅日誌(695) 「はぐれ駅員旅情編(富嶽U・御来光).」

昨日今日と、夏休みとして有給休暇を取得し、富士登山に行きました。
盆ずらし休みです。私は父母が長子ではないため、実家に帰っても墓参りはありませんので、盆に休む必要はないのです。ずらした方が空いていて快適。
富士登山は二回目です。一昨年に登った(詳しくは、2005年8月の駅日誌(104)を参照)時は初めてとい事もあり、早朝スタート夕方下山でした。しかし、富士登山と言えば御来光が見物の一つです。
今回は御来光目当てで、夜スタート早朝下山というスケジュールに致しました。本来は会社の同僚を連れて行く予定だったのですが、平日休みが取れないとの事で、今回も単独登山です。
しかし、実は単独登山は御法度らしいですね。案内板に書いてありました。しかし、私は下手に集団で行動するよりも一人の方が動きやすい人間なので、これはスルーしてしまいました。しかし、体力と根性に自信の無い人は絶対駄目です。
(三)にあります。

話は逸れますが、一匹狼派か、集団行動派かを見分けるのに、私はこんな指標を持っています。それは、集団で行動する事に対するイメージの持ち方の比較によるものです。
【A】集団で行動すると、誰か(自分の可能性含む)が引っ張って行くと思う。
【B】集団で行動すると、誰か(自分の可能性含む)が足を引っ張ると思う。

「手足引っ張り理論」とでも命名しましょうか。即ち「手を引っ張る」か「足を引っ張る」かです。私は【B】だと思う事の方が多いので、一匹狼行動が多いのでしょう。私の感覚では、集団での移動というのは、「機動力がボトムに固定されてしまう」というのがネックになります。これは、兵法でもビジネスでもよく言われる点です。例えば、重装歩兵と騎兵を同じ部隊にしていては、折角高機動の騎兵が居るのに、移動速度を重装歩兵に合わせないと、部隊が縦に長く伸びて脆弱になってしまいますし、製造業のラインで、A工程が日産1万個でB工程が日産5千個だと、一日に5千個しか生産出来ません。

閑話休題。初登山の時は「富士宮口」から登ったので、今回は山梨県側「河口湖口」から登る事にしました。
21日はたっぷり昼まで寝て、夕方に出発〜中央道を通って、河口湖へ。北麓公園無料駐車場に愛車を停め、そこから五合目までシャトルバスに乗って移動します。

しばらく五合目の土産物屋近辺でウロウロ(高山慣れのためです)した後、20:00から登山開始。
ちょっと早いかなとは思ったのですが、休憩所で調整出来るので、時間が余るくらいの方が丁度良いと思ったのです。しかし、これは実はミスチョイスでした(後述)。
20:40六合目の派出所に到着。本番はここからです。
21:30七合目花小屋到着。尚、今回の富士吉田ルートでは、七合目〜本八合目までの間に結構な数の山小屋が犇いており、七合目にも他にいくつも山小屋がありました。
22:50八合目太子館到着。ここは宿泊施設でもあるので、電気が消えており、「寝ている人がいるのでお静かに」との注意書きがありました。にも関わらず、頭のぬるそうな奴等が無神経にでかい声で喋っているのがちょっと不快でした。
暑がり&寒さに強い私は、Tシャツ+ペラペラのシャツだけで登っています。寒いのでここでカップヌードル(\600)を食べました。旨い! 温かさの他に、汗によって体が塩分を欲しがっているせいもあるのでしょう。命を繋ぐ小麦の糸だと思いました。
00:15本八合目富士ホテル到着。気温が低い上、強風が。寒い! スタートも早ければ、登るペースも速めなので、夜明けはずっと先なのに、ずんずん進んでしまっています。寒いので逆に歩いていないと辛いのです。
00:50八合五勺御来光館。歯がカチカチしてきたので、最終防衛線の合羽を投入。風を防げるのは心強いです。しかし、それでも歩いていないと寒いので、ずんずん進みます。
02:20登頂。九合目は小じんまりした祠みたいな神社があるのみでした。寒さが半端ではありません。しかも強風で砂が顔にビシビシ当たって痛いです。店もまだ一軒も開いていません。日の出まであと2時間半。早く到着し過ぎました。合羽ではなく、スノーボードのウェアを持って来るべきでした。このままでは凍え死にかねません。うわーん、やっぱり山をナメてました。
そこに尿意。巨大な木箱のようなトイレに向かい、入口の箱に金を入れて(富士山のトイレは有料です)扉を開けると、人が何人も立ったり座ったりしていました。小便待ち? 否、寒風を凌いでいるのです。なるほど、この手があったか。私もトイレで夜明けを待つ事にしました。何だか冬に木に巻いてある藁の中に群がって冬を越すカメムシみたいですが、これがなかったら、下手したら凍死、少なくとも感冒は免れなかったでしょう。というわけで、2時間程、トイレの中で立ち尽くしました。
05:10御来光。赤い太陽が、卵が生まれるかの如く、雲間から立ち上ります。続いて力強い光。
美しい。

05:30下山開始。下山道は砂と砂利でずるずるでした。スリッピーで歩き難い上、晴れていたので砂埃が凄まじかったです。
09:00五合目帰着。その後、富士急行系のふじやま温泉の割引券を貰ったので、入浴&昼寝をして帰りました。
何だか、寒さに耐える辺り、また修行のようなレジャーになってしまいました……
                                       駅員@明日は筋肉痛必至

2007年8月19日(日)
駅日誌(694) 「サイン&握手会」

今日は御茶ノ水のディスクユニオン(CD屋)にて、私の好きなアーティストのサイン&握手会があったので、行って来ました。その私の好きなアーティストとは……「人間椅子」。
えっ!? 御存じない!? まあ、どちらかと言うとマイナーなバンドなので、そういう方がいてもしょうがない事かも知れません。

一応、御存じない方のために解説をさせて戴きます。人間椅子は、G・B・Dの3ピースのハードロックバンドでして、その三人ともがヴォーカル曲を持ちます(ギタリストとベーシストは最初から同じで、ドラマーは現在四人目)。そこに、津軽訛(ギターには津軽三味線的旋律も入っています)&文学をモチーフにした歌詞という要素を足した、和風ロックバンドです。
とは言え、1989年にデビューし、もう長い事東京で活動しているため、津軽訛の方は随分薄まってしまいました。日の目を見たのは、かの「イカ天」であり、所謂イカ天バンドですがまだまだ現役です。
こういう人たちです。

今回は、今月出たアルバム「真夏の夜の夢」(このタイトルは当然シェークスピアから取っています)発売キャンペーンのサイン会です。

というわけで、整理券を貰って列に並び、サイン&握手をして貰いました。しかしこの行列、知らない人から見たら、異様な連中なんでしょうね(私も含めて)。
                               駅員@9月にはレコ発ツアーがあります

2007年8月18日(土)
駅日誌(693) 「水族館」

今日は友人としながわ水族館に行きました。折角なので、日の出桟橋から、水上バスに乗って、潮風を浴びながら向かいました。幸い曇りだったので、暑さはなく、屋根の上の展望スペースに上がっても涼しい潮風が心地良かったです。
 

水族館に行くのは久々だったので、年甲斐もなく、水槽の前でしゃがみ込んだりして、種々の魚に見入ってしまいました。特に、この水族館の売りでもあるトンネル水槽とイルカのショーは楽しかったです。
うーん、本当に子供の様な感想ですね。思えば、私は子供の頃には、虫や動物が好きでした。魚も例外ではありません。そう、童心に帰ったのです。
その証左として、「ヒトデを触ろう」のようなコーナーがあったのですが、そこで見ず知らずのチビッコから、ヒトデを手渡して貰いました。
私の手に届く範囲にヒトデがなかったのを見て、「取ってあげよっか?」と渡してくれたのです。ちょっと情けないエピソードではありますが……だって、折角来たのだから、触って帰りたいではないですか。
                                         駅員@幼稚なのかなあ

2007年8月17日(金)
駅日誌(692) 「白い恋人」

北海道が誇る銘菓、白い恋人の石屋製菓がピンチに陥っています。何でも、本来4ヶ月だった賞味期限を、5ヶ月6ヶ月と設定して売っていた事が明らかになったからです。今日、社長は引責辞任しました。尚、「白い恋人」と言えば、サッカーのコンサドーレ札幌の大スポンサーですから、そっちへの影響も懸念されます。後任の社長は、同社のメインバンクである北洋銀行の常務だそうです。

悪い事をしたのだから、叩かれて当然。これは確かに真理であります。私も擁護する気は毛頭ありません。
しかしながら、何だか私の目にはマスコミという邪神による呪いに見えて仕方がありません。チョコレート菓子ですよ? その賞味期限が、1〜2ヶ月伸びていたからといって、どんな被害があると言うのでしょう? マスコミは菓子類の適性賞味期限を実証でもしたのでしょうか? していないのに、誤魔化したから悪い? では、元々の賞味期限が2ヶ月以上余裕を持って設定されていたとしたら、セーフでしょうか?
そもそも、賞味期限を偽って困るのは誰でしょう? 土産として買った人以上に、本当にその期限を過ぎて味が落ちるのであれば、損をするのは石屋製菓自身の筈です。だって、賞味期限以内なのに腐っていたり、不味くなっていたりすれば、評判ガタ落ちで客を次々に失う事になるでしょう。
偽っていてもそうならなかったのは、味の劣化が一般人には分からない程度だったからでしょう。元々、食品の賞味期限は、安全を見過ぎなのです。私は賞味期限内であろうと、超過していようと、目と鼻と舌で判断します。そういう感覚を失った人は元々味なんか分かっちゃいないのだと思っています。

繰り返しますが、私は「賞味期限改竄くらいは問題無い」と言っているわけではありません。問題は大有りです。
しかし、それ以上に阿呆のくせにデカい面をする糞マスコミに立腹してしまうのです。石屋製菓の社長が引責辞任するのであれば、マスコミは誤報を起こす度に社長なり局長なりの責任者が引責辞任せよ、と思うのです。そうしないとバランスが取れません。え? そんな事になると、怖くて積極的な報道が出来なくなるって? それは情報を扱う事を生業としている以上、当然のリスクです。食品を扱う事を生業としている食品会社のリスクとギャップがあってはおかしいと思います。
「ペンは剣よりも強し」という言葉がありますが、私はたまに敢えてこれを皮肉った悪い意味で使います。即ち、「剣は一振りで人を一人しか殺せないが、ペンは一振りで何人もの人間を殺せる」と。
(※8月18日訂正。改竄以外にも黄色ブドウ球菌とか色々あったみたいですね) 

              駅員@石屋製菓には猛省を促しますが、マスコミにはもっと促します

2007年8月16日(木)
駅日誌(691) 「KY」

今週は、盂蘭盆会って事もあり、出勤しても殆ど開店休業状態です。労働生産性が著しく落ちております。かと言って、皆と同時期に休むと混むしなあ。

さて、KY=空気が読めない、ってことだそうです。一ヶ月くらい前にテレビで知りました。最近は日経新聞の春秋(プチコラム。朝日新聞で言う所の天声人語の欄ですね)にまで、この言葉が出ていました。その時は、安倍晋三はKYだという書き方でした。元々は高校生あたりから広がった若者言葉だそうです。もう死語となったMK5(マジでキレる5秒前)とかと同じような成り立ちの言語ですね。だからきっとすぐに廃れるでしょう。

私も多分、どっちかと言うと、「あいつKYだよ」と言われているタイプの人間だと思います。なるほど、空気をぶっ壊す破壊言動は確かに多いかも知れません。
そりゃ、「ああ、空気を読み違えたな」と思った事も無きにしもあらずですが、言わせて下さい。わざとやっている時も結構あるのです。何ていうか、その場に胡麻スリスリおためごかし空気が蔓延しているとぶっ壊してやりたくなるのです。腰巾着になりたがる方々は、私みたいな者がそれをぶっ壊す度に思っている事でしょうね。KYって。
しかし、多勢に無勢、私の分が悪い事の方が多いです。勿論、私が間違っていた事もあります。しかし、私が正しいのに、って事も多々あるのです。

こんな事を聞きました。「国立ってのは、国分寺と立川から取った名前なんだよ」と。やっぱりそうだったのか! 以前、JRに乗って国立駅を通過した時、その周囲の駅名を見て、私もそうではないかと思っていたのです。その時は、「国分寺の『国』と、立川の『立』で『国立』なのかなあ」と人に言っても、否定されました。結構合理的だと思ったのですが、その場では多勢に無勢、私の間違いという事になりました。
また、小学生の頃にこんな事がありました。私が名前欄に調子に乗って「NAME」と書いていた時、同級生に「“ナメ”ってなんだ? NAMAEが正しいだろう」と言われました。
小学生でしたから、英語はまだ習っていなかったのですが、身の周りに「NAME」という表記を度々を見ていたので、英語ではこう書くんだなと知っていたのです。しかし、クラスの大半はローマ字しか知らず、クラスの秀才までが知らなかったので、多勢に無勢で、私の間違いという事になりました。
こんな経験を経て、私は大勢の人間が言っている事が必ずしも正しいわけではない、という事を悟りました(ていうか、捻くれ者になりました)。新聞やマスコミには世論という表現が多く見られます。しかし、国民の大多数が言っている事が正しいとは限らないのです。その延長線上に、「戦争反対は非国民だ!」及び「憲法九条改正は右翼だ!」などという集団的思想暴力があるのです。
安倍晋三は、現在散々叩かれていますが、それが正しいのかどうか? 皆が叩いているから、マスコミが叩いているから、それが正しいとは限りません。いや、私の目にも拉致問題に取り組んでいた時期の輝きはどこへ行った? と見えるのですがね。
                                         駅員@KYも考え物です

2007年8月15日(水)
駅日誌(690) 「終戦記念日」

今日は終戦記念日。現安倍内閣の閣僚は参院選の惨敗を受け、一人として靖国参拝をしませんでした(※8月16日訂正。高市早苗沖縄担当相は参拝しました)。朝には小泉元首相が参拝したそうですが。

というわけで、今回は私の個人的大東亜戦争(太平洋戦争)に対する考え方を書こうと思います。こういう話になると良く出てくるのが、右だの左だのという論争ですね。国民全体の平均から見れば、私は右寄りなのだと思うのですが、これは相対的な指標でしかなく、あんまり参考にはなりません。
日本が東亜の国からしばしば攻撃される「戦争責任」について。東亜からの攻撃は私には的外れに聞こえます。こう書くと、右翼だと言われてしまうかも知れませんが、証拠の無いでっち上げの多い事多い事、という印象です。
しかし、一方「敗戦責任」はあると思います。一億総員火の玉にした総力戦である以上、総力戦を指導した責任者には、負けた責任があります。これは、国民に対する責任です。
とかく「戦争=悪」の論調で語られがちですが、私は負けたから悪にされているのだと思っています。古い言葉ですが「勝てば官軍」は言い得て妙なのです。もしも、日本が勝っていたら、東南アジアを開放したヒーローと呼ばれていた事でしょう。
過去の歴史を見れば、これは明らかです。勝者が作った歴史の多い事多い事。
また、戦争責任を叫ぶ中国では、指導者が変われば旧指導者の息のかかった者を排除する傾向があります。胡錦涛国家主席による上海の江沢民派排除は記憶に新しい事と思います。という事は、もしも日本が勝っていたら、中国は日本を叩いてはいないと思います。南京大虐殺は無かった事になっていたでしょう(これについては、私は「あった」とも「無かった」とも断言出来る程勉強していません……悪しからず)
開戦から終戦に至るまで、どこかで選択を誤ったのでしょう。それは同盟関係かも知れませんし、開戦自体かも知れませんし、戦略のどこかだったかも知れません。しかし、残念ながら歴史にifは持ち込めません。

また、この戦争はリスクとコストが大きいので避けるべきではあったかもとは思います。とことんクールに言ってしまえば、戦争をするか否かという事は、損益計算なのです。そのリスクを冒しても、そのコストをかけても、それを上回るメリット、ベネフィットが得られる見込みがあれば、正しい選択だとも言えます。そういう論理で、戦争指導者の責任は、会社を倒産させた社長の経営責任に似ていると感じます。
人殺しをしておいて、コストとベネフィットなどとよく言えたものだ、という意見も当然出てくるとは思います。しかし、そういう事なら、世界で最も多くの人を殺した米国が責任を負わされていない事の説明がつきません。

しかし、終戦記念日は、こんな事をグダグダ言う為の日ではありません。戦没者の死を悼む日なのです。私としては、戦争で命を失った全ての人(日本人以外も含めて)に対して、合掌したいと思います。当時掲げられた「八紘一宇」の精神を重んじるのであれば、日本人戦没者のみのために合掌していては狭量というものです。外国人も敵兵も、皆同胞と思いましょう。私は八紘一宇というのは、天皇陛下が頂点という点を除けば、非常にスケールの大きい平和的な考えだと思っています。
                                                駅員@合掌

2007年8月14日(火)
駅日誌(689) 「読書感想文」

久々の読書感想文です。私は通勤読書家なのであんまり数は読めませんが、よっぽど読むのに時間がかかる本を除けば、だいたい一ヶ月に3〜4冊読んでいます。矢張り脚注の多い本(ダンテの神曲、道元の正法眼蔵あたり、昔の長い物がしんどいです)は読むのに時間がかかります。今回の本はサクッと読めたのですが、久々に感想文を書きたくなる本だったので、書こうと思います。

「反社会学講座」 パオロ・マッツァリーノ
反社会学と言いながら、実は社会学について書いた面白い本です。表面上は、行政やマスコミの統計のインチキを穿り返し、それを批判したり笑ったりする本なのですが、これは一方で統計のマジック等を鮮やかに解説している本でもあるのです。
統計のマジックとは、即ち、数字は本当でも、見せ方や、見せる所と隠す所の分け方で、元は同じデータでも正反対の印象を与え得るという事を指します。こういうのって、結構な頻度で使われている事で、行政やマスコミにはこの手の上手いマジシャンが多いもので、国民は良く騙されます。行政やマスコミの統計がどれもこれも嘘っぱちで、この著者の統計がどれもこれも正しいという保証は勿論ありません。しかし、一般人というのは何かと権威ある組織のデータを重んじますが、その化けの皮を剥いでやろうというのがこの書の主旨なのです。
色々な統計マジックの正体が明らかになりますが、私が既に知っていたの物もちょっとはありましたが、結構目から鱗が落ちる物もありました。しかし逆に、この目から鱗が落ちたって事の方が、騙されているのかも知れないので、気をつける必要はあるのですが。
それは置いておいて、シニカルなジョークも多く、読み物として、十分エンターテインメント性を持っている本だとは確実に言えます。ちょっと辛口な笑いが御好きな方は是非御一読を。因みに、著者はイタリア人とありますが、どうもこれは嘘臭いです。
           駅員@この著者は他にも書いているので、また読んでみようと思います

2007年8月13日(月)
駅日誌(688) 「京都五山禅の文化展」

今日は電車が空いていました。やっぱり皆盆は休むんですねえ。私の勤め先は正規の盆休みという物が無いので、有休を取るか出勤するかです。しかし、折角休んだのに、高速道路や新幹線で知らない人たちと集団行動するってのも何だか阿呆臭い話なので、私は夏休みはずらして取ろうと思っています。

さて、土曜日に上野の東京国立博物館に「京都五山禅の文化展」というのを観に行って来ました。その日は、日誌にも書いてある通り、「はだしのゲン」について書いたので、今日書きます。

「京都五山」というのは臨済宗で重んじられた寺院の事を指し、京都でランク付けされた寺の数々です。これは中国の南宋で行われていた格付けで、日本でもそれを導入したという物です。最初鎌倉五山が出来、室町時代に行政の中心が京都に戻り、京都五山が選定されました。
えーと、「五山」なのですが、実は6つあります。これではまるで、魁!クロマティ高校の四天王です(四天王なのに5人います)。ランク順(第一位〜第五位)に、天龍寺、相国寺、建仁寺、東福寺、万寿寺の5つがあり、その上に別格として南禅寺があるのです。では、何で「六山」にしてしまわなかったのか? 思うに、仏教では六という数字はあんまり良いイメージではないからではないでしょうか。六道然り、六根煩悩然り。

さて、肝心の展示内容ですが、その五山に収蔵されている、住持の書状等の書、掛け軸の絵、住持の木像等が置かれています。
印象的なのが、住持の肖像画の数々の殆どが、手に棒を持っています。あれです、坐禅の時に後ろを歩いている和尚が、雑念のある僧の肩をバシッと叩く棒です。木像は棒を持っていませんが、棒を持っているポーズを取っています。そのポーズの像が、印を結んでいる像よりも多いのです。当時の仏師(仏像を彫る人)たちにとっても、禅宗の僧はその棒を持っている様が印象的だったのでしょうね。
しかし、宗教玩具論者の私としては、仏教美術の真骨頂は仏像・仏画にあり、と思っていますので、まだここら辺では満足感を得られません。禅宗だし、そっちはあんまり期待出来ないのかなあ、と思っていたのですが、最後のコーナーは、仏像・仏画(達磨大師もこのコーナー)のコーナーでした。やっぱり仏像は面白いなあ。今回の仏像の中では宝冠弥勒菩薩が良かったです。その宝冠の造形がなかなか素敵でした。
                              駅員@国立博物館平成館にて9月9日迄

2007年8月12日(日)
駅日誌(687) 「銀幕寸評」

人に観てみて欲しいと奨められた映画を昨日DVDで観たので、今日の日誌は銀幕寸評です。しかし、j実は奨められたといっても、面白いから観てではなく、酷いから観てというニュアンスです。では早速。タイトルの右にある☆は私の主観的評点で、5ッ☆満点

「サウンド・オブ・サンダー」 ☆☆
タイムパラドックスを扱ったSFです。藤子F不二雄好きの私としては、この手の作品は好きなので、楽しみに観ました。
時は今から数十年先の近未来。とある企業が、タイムマシンを使って恐竜狩りツアーをビジネスにしていました。とは言え、無闇に狩ってしまうと、恐竜の絶滅が早まってしまうリスクがあるので、その直後に死ぬ事が分かっている個体を撃ち殺すという形です。こうしておけば、歴史に与える影響は微小で済み、後世に影響を与えずに済むのだという論理です。しかし、そのタイムマシンの中枢を司るスーパーコンピューターの開発者は、これは非常に危険な事だと訴え、そのビジネスを辞めさせようとしています。そして、その開発者の危惧した事が現実になってしまうという、まあ、ありふれた話です。
ツアー客の一人が、その時代の蝶を踏み殺してしまい、それがキッカケで歴史が変わってしまいます。そのキッカケに蝶を選んだのは、「バタフライ・エフェクト」というカオス理論の言葉からのイメージでしょうね。恐竜が出たり、カオス理論が出たりするあたり、ジュラシックパークに似ています。
そして、主人公たちがその変わってしまった未来を元に戻すために、奮闘するというストーリーです。

前半は楽しめました。ところが、私がガッカリしてしまったのは、歴史が変わったのが表出する所です。そこから一気に醒めてしまいました。本来、歴史が変わってしまったのなら、それが表出した時、主人公等の記憶も置き換わっていないとおかしいのに、主人公等は変えてしまった事を覚えているのです。変わってしまって、動植物の進化が変わってしまったのなら、それ以外の部分が歴史が変わる前とそのまま同じである筈がありません。本来なら、下手をすると主要登場人物たちが生まれなかった事にもなり得るのです。話の都合が良すぎるのです。そして、その変な部分は、「時間の波」とか言うトンデモ概念で説明を放棄してすっ飛ばしています。更に、最後の問題解決手前に、主人公が「このまま戻しても、皆これが元に戻った事を忘れて同じ過ちを繰り返すだろう」などと言っています。これって、歴史が変わってしまったのに、それを認識していた事と矛盾します。粗い作りです。
こうして物語の根幹を成す部分に粗が見えてしまうと、それまでは目を瞑っていた部分の粗も見えてきてしまいます。例えば、昼間屋外の風景CGと役者の合成の粗さ、タイムトラベル用衣装のダサさ、未来自動車のダサさ……
しかし、不思議な事に、私が借りたレンタル屋では、これがSFジャンル貸し出し上位に入っていました。私みたいな者が借りてしまうせいなのでしょうかね。まあ、駄目駄目な映画を観たいという人には御奨め出来ます。
                                             駅員@素人評論

2007年8月11日(土)
駅日誌(686) 「はだしのゲン・後」

今日は、上野の東京国立博物館に「京都五山禅の文化」展を見たり、欲しかったCDを買ったりして、書く事が色々あるのですが、昨日の予告通り、今日はテレビドラマ・はだしのゲンの後半について書きます。
また、これから人に奨められた映画をDVDで観るので、明日の日誌はその銀幕寸評になりそうです。禅の件やCDの件は、その後書こうと思っています。

はだしのゲン・後編では、原爆投下後のゲンたちを描いていました。カットされた挿話も多かったですが、それなりに原作に忠実に作ったようです。
ところが、昨日ですが、大切な事を忘れていました。昭兄ちゃんの存在が消されている!不覚にも、昨日は忘れたまま気付きませんでした。あんちゃん、すまんのう!
焼け野原の様子や、友子の誕生と死、進次に瓜二つの少年隆太との出会い、母の友人の下に居候した時に扱い、終戦、被爆した画家志望青年、そして広島に帰り、浩二兄ちゃんとの再開で終わりました。広島に帰った時に、その前に埋めて置いた麦の芽が出ているのを見て(これは埋めた時点でこうなるんだろうなとは思いましたが)、生きて行く事を誓うという希望の残る終わり方でした。
原作では、戦争の、原爆(特に爆弾としての破壊そのものよりも、原爆症や差別等の後に残る物)の、戦後混乱の、悲惨さについて丹念に描かれているのですが、その部分は随分マイルドになっていた印象です。
今回のドラマではそれよりも、同時に作品の肝となる、その悲惨を受けても強く生きるという部分を中心に据えたようですね。個人的には、悲惨描写をもっと入れて欲しかったとは思ったのですが、キー局でテレビ放送となると、なかなか難しかったのでしょう。

それにしても子役が凄いです。昨日も書きましたが、矢張り進次(=隆太)役の子が凄いと思いました。主演の元役も勿論、素晴らしい演技です。更に、放射能で髪が抜けた事を再現するために、頭をつるつるに剃っていました。プロです。
二人とも、プロフェッショナルなのです。中途半端な二枚目俳優あたりにはなかなか出来ないプロ意識だと思いました。
                                     駅員@NO MORE HIROSHIMA

2007年8月10日(金)
駅日誌(685) 「はだしのゲン・前」

毎年夏になると、戦争ドラマが放送されます。戦争を体験していない我々には想像もつかない壮絶な世界がそこにはあります。今年は、今日明日と二夜連続で、フジテレビで「はだしのゲン」が放送されます。というわけで、今日はその前編を観たので、それについて書きます。という事は、必然的に明日は後編を書く予定です。

はだしのゲン。小学校の図書室に必ずと言って良い程置いてある漫画が原作です。小学生の頃、読んだ事がある人も多いのではないでしょうか。原作は中沢啓治。何と、今や娯楽漫画雑誌の王道、週刊少年ジャンプに連載されていました。その実写版ドラマです。
観てみると、なるほど、色々差別的だと見なされかねない表現(朝鮮人馬鹿にするなの歌)や、下品な表現(「わしゃ、嬉しくてクソとションベンがいっぺんに出そうじゃ!」等)をカットされたりしてはいますが、比較的原作に忠実に作られています。
前編では、エノラゲイからリトルボーイが投下された直後まででした。原作では原爆投下後が長いのですが、今回のドラマでは、後編でもそこまでは続かないと思います。原爆投下後の市内の悲惨な様子を描写し、友子(投下後に生まれた元の妹)の死あたりで終わるのではないでしょうか。前編の冒頭で、冒頭に老人が原爆ドームの前で佇むシーンがありましたから、あれがきっと元であろうという事なのでしょう。
私の目には、子役、特に元の弟の進次の演技が光っていました。もの欲しそうな顔、家屋の下敷きになって苦しんでいる様子……原作を読んだ事があるので、話の筋は分っているのですが、うるうるしてしまいました。一杯引っ掛けてから観たせいもあるとは思いますが。あと、石田ゆり子ってやっぱり可愛いですね。もう齢37歳で、母親役なのですが、それでも下手なアイドルなんかよりもよっぽど可愛いと思います。

この作品は、是非とも原作と合わせて、米国人に観て貰いたい作品です。これは脚色はされていますが、事実なのです。9.11? 確かにあれも大きな悲劇だったでしょう。しかし、これはそんなものとは比較にならない程の悲劇なのです。
                           駅員@昨年の広島〜四国旅行を思い出します

2007年8月9日(木)
駅日誌(684) 「ゴマスリスト」

民間企業・行政組織を問わず、組織ってのは、強気を助け弱きを挫くカスみたいなゴマスリストばかりなんですね。そして、そういうクズに限って、上手い事立ち回り上へ上へ行ってしまうものです。そして、脳味噌はスポンジみたいな物ですから、上に行っても判断力が欠如しており、始末に負えません。私はまだまだペーペーですが、常々そういうしょうもない奴等を粛清したくてしょうがないです。
過去の歴史を鑑みれば、そういう事を実行に移して、英雄になった者もあれば、反逆者として潰された者もあります。しかし、私はまだ実行に移していないので、今のところ英雄は基より、反逆者にも劣ります。

私は、上司の指示で社内プレゼンみたいな事をする事があるのですが、先日非常に悔しい思いをしました。殺意を覚えました。
その時は、私の上司は外出中で、私が単独でその対象部署に説明を行いました。その時に、対象部署の責任者=部長曰く、「忙しいから、ちゃっちゃとやってくれ」との事。
なるほど、確かに日々業務がありますので、忙しい事もあろうと思います。しかし、私に言わせれば、私が説明を聴かせたいのは、貴方ではなく、貴方の部下の実働部隊の面々なのです。彼等が聞いてくれれば、貴方は居なくても良いのです。忙しいのなら、来なくて結構なのです。それを履き違えている事が腹立ちの一点目です。
もう一つは、私の上司は、その部長よりも社歴が上なのですが、もしその私の上司がその場に居たら、そんな発言はしないんだろうな、という事です。即ち、その部長は、私の説明が聴きたいのではなくて、私の上司の顔を立てたいだけなのです。実に下らない。
とは言え、そこで、「忙しいのならば、出て行け!」とキレられない以上、私がチキンなのが悪いのでしょう。嗚呼、下らないゴマスリトどもを粉砕したいものです。
                                             駅員@愚痴日記

2007年8月8日(水)
駅日誌(683) 「サンプルラボ&UT」

原宿・表参道方面に、行ってみたいと思っていた所が2ヶ所あるので、行ってみました。

@サンプル・ラボ(sample lab!)
直訳すると「試供品研究所」といったところでしょうか。各企業が製品をサンプルとして消費者に配り、そこからデータ(どういう人の興味を引いたか等)を収集しようという施設です。
会員に登録(氏名、年齢、性別、生年月日、既婚未婚、子供有無等が必要です。向こうの人はこれで属性分けをして分析する訳ですね)し、年会費\1,000を払うと、1日5個好きなサンプルを貰って帰れます。その気になれば、毎日行って何かを貰って帰っても良いのです。但し、整理券を配り、且つ待ち時間もありますので、毎日行くのは余程の暇人でないとしんどいのですが。
というわけで、私も会員登録し、行ってみました。世の中のトレンドや面白い商売を見るのも、仕事の内なのです。ていうか、仕事に託けて。
整理券の順番に籠が渡され、早速棚を物色。健康食品や美容用品を中心にした新製品等が並んでいます。やっぱり施設の特徴と平日の昼間だけあって、いるのはオバサンとオネエチャンばかりです。……そして、女は逞しい! 私のような者はズイズイと押し退けられてしまいます。「もしここでキレたら、俺が悪者にされるんだろうな」などと思いながら、何とか淑女たちをすり抜け、私も5つ持って帰りました。
年会費は\1,000で、且つ、未発売の商品をゲットするチャンスがあるので、年に何度か行けば、すぐに元が取れそうです。

AUT
サンプル・ラボに行ったついでに、ユニクロの実験店「UT」にも行ってみました。PETの円筒形ボトルにTシャツを入れて、食品の棚を模したような売り方をしている店です。
店内の中央に見本として吊るしがあり、それに付いているタグにある棚番号を見て、その棚に向かい、目当ての商品を見つけるという寸法です。Tシャツの種類は非常に豊富で、私もちょっと良いなと思った物があったので、買って帰りました。
これ、ボトルをゴミだと考えると厄介ですが、Tシャツを出した後は、何か容れ物として使えば良いと思いました。例えば、ショートパスタを入れてみるとか、カブトエビを飼ってみるとか。コインを入れて見える貯金箱にするとか……
                                         駅員@今日も暑かった

2007年8月6日(月)
駅日誌(682) 「チーム-6%」

地球温暖化の原因となる、温室効果ガス、CO2の削減が声高に叫ばれている昨今です。暑がりの私としても、温暖化は止まって欲しいと思います。いや、寒さは結構平気なので、氷河期が来て欲しいくらいです。
しかし、温暖化防止には、冷房の使用を抑制しないといけないのが辛い所です。暑がりは大変なのです。クールビズでネクタイを外せるのは良いのですが、冷房の温度が上がるのが何とも辛いです。暖房温度を下げるウォームビズは大賛成なのですがね。

さて、京都議定書によると、二酸化炭素排出量削減目標は、日本は1990年比-6%です。ところが、議定書以降8%上がっているので、実質14%の削減をしないといけません。
そこで、CO2削減に向けて私の提言! 自動車の「AT禁止&ミニバン許可制」というのはどうでしょうか? 自分が困らない事なら何でも言えて、ずるいといえばずるいのですが、私はミニバンは欲しくなく、普段乗りがMT車なので、全く困りません。
今国内にある自動車の8〜9割がATだと聞きます。先進国を含めた世界中でも異様に高いそうです。それら全てがMTになれば、随分削減出来るのではないでしょうか? 更にAT限定免許者は限定解除しない限り車を運転出来なくなるので、走る台数自体も減りそうです。クリープ現象による駐車場から落ちる事故もなくなるでしょうし。
「MTなんか運転できないよ! 横暴だ!」と怒る方もいらっしゃるでしょうが、あんなもん、慣れればなんて事はありません。私のような者でも出来る事なのです。

そして、ミニバン許可制です。殆ど一人か二人しか乗らないのなら、ミニバンは大きくて重いので、効率の悪い車だと言えます。というわけで、二世帯家族での使用や子供が3人以上の家族の使用、或いは家族ではなくてもフル乗車が週に一回以上あるとかそういう場合に限りミニバンを許可するという仕組です。
もし、こうなった場合、ミニバンを所有したいがために、高齢者や子供を重んじる事になったり、相乗り通勤をするようになったり、思わぬ副産物も生じるかも知れません。
そこまでしてミニバンが欲しくないと言う人は他の車を選ぶでしょう。ミニバンの後ろにウーファーを積んで、糞しょうもないトランス音楽を流している場合ではないのです。

この提言、良い事ずくめではないか! しかし、AT禁止もミニバン許可制も、自動車工業会から猛反発されてしまうんだろうなあ。それにミニバンユーザーの皆様からも批判を浴びそうです……
                             駅員@私が良くても皆が良いとは限らない

2007年8月5日(日)
駅日誌(681) 「続・ロッキンジャパンフェス」

昨日に引き続き、今日もロックフェスに行って来ました。
朝から晩まで炎天下! 昨日の分も合わせて随分日焼けしてしまいました。
明日出勤すると日焼けの事は必ず突っ込まれる事でしょう。
朝一発目のマキシマムザホルモンで、年甲斐もなく、前進守備に突入致しました。ホルモンのライブは、もう何年も行きたかったのですが、生憎平日ばかりで、今回が私にとっては初体験であります。ラウドロック系の例に漏れず、前方ではぎゅうぎゅうで押し合い圧し合い、跳ねたりシャウトしたり、腕を挙げたり……もう汗だくのふらっふらでした。
その後、最後までいて帰りました。というわけで、今日は疲れたので、この辺で。

駅員@暑い! 熱い!

2007年8月4日(土)
駅日誌(680) 「ロッキンジャパンフェス」

8月3日(金)〜5日(日)にかけ、茨城県ひたちなか市の国営ひたちなか海浜公園にて、ROCK IN JAPAN FES.2007が開催されています。
私、駅員は、ライブハウスや学園祭のライブ等には行った事があるのですが、友人に誘われて、今回初めてロックフェスに行きました。

左:間の時間に撮影。演奏中は撮影禁止。
右:公園内観覧車から撮った会場。見難いですが粒々は人間です。

平日は仕事なので、金を除く土日の二日間です(金曜日にも、クロマニヨンズ、GO! GO! 7188、ELLEGARDEN等観たいアーティストが沢山いたのですが…)。というわけで、明日の駅日誌は「続・ロッキンジャパンフェス」である事を予告しておきます。
しかも、明日は私の好きなマキシマムザホルモンが出るので、非常に楽しみです。

それにしても、私ももう若くないのでしょうか。ロックフェスは流石に堪えました。
午前中〜夕方まで、炎天下の下ですし、好きなバンドの演奏という事で前に出て行くと、人いきれに包まれ、体力の消耗著しいです。
しかし、楽しい。開放的な雰囲気の中、騒音公害を心配する事無く大音量で生演奏されるライブはやっぱり楽しいですね。
ライブハウスの、ファンばかりが凝縮された空間も好きですが、ロックフェスの開放感は、これはこれで良いものですね。
今日の出演者では、私はウルフルズが良かったです。最近は聴いていませんが、彼等の全盛期に私はティーンエイジャーでしたから、その頃の若さが蘇った気がします。
それにしても、客の多い事多い事。オレンジレンジ等の人気アーティストの時は溢れ返らんばかりでした。
                                          駅員@明日も行きます

2007年8月3日(金)
駅日誌(679) 「オートマチック」

機械という物は、何かと全自動、フルオートという物が作られがちです。自動車のオートマチックトランスミッション然り、全自動洗濯機然り……
人の暮らしが便利になるに越した事はないのですが、こういうのって同時に人間を無能力化する事でもあります。全自動洗濯機が普及した今日、機械無しでまともに洗濯が出来る人間は殆どいないでしょう。一方、AT限定免許や、MT免許を取りながら、最初からAT車にばかり乗っている人なんかは、MT車をろくに運転出来ないでしょう。
前者の全自動洗濯機は私もそうですが、後者は私は便利よりも楽しさを重視した結果、MT派です。私に言わせれば、洗濯は楽しくないが、MT車を運転するのは楽しいのです。いや、別に私は気合を入れて峠を攻めたりするタイプではありません。単純に、自分の好きなタイミングで、好きなギアにシフト出来る方が安心して、気分良く運転出来ます。だから、私はスポーツATやターボはタイムラグがあるので好きではありません。

おっと、話が逸れました。閑話休題。
そんな自動機械の中で街中で頻繁に目に付くのが、自動販売機ですね。その中でも特に代表的なのが、ドリンク自動販売機です。これには、主に缶/瓶/PETボトルタイプと、紙コップタイプがあります。今回、某ビル内喫煙所で、面白い自動販売機を見付けました。

黒いボディーの上に喫茶店をイメージしたようなメニューボードが付いています。
そして、見た所ボタンがありません。中央にあるモニターがタッチパネルになっているのです。タッチパネルで飲み物を選択して金を入れる(130円。ちょっと高い)と、そこから30秒かかりました。長い!
その代わり、自動販売機の割にはそこそこ美味しいです。中でどういう動きが展開されているのかは分りませんが、これはきっと、これまでの自動販売機の方法と、喫茶店で淹れてくれる方法の中間といった感じなのでしょう。喫茶店のテイクアウトのような、飲み口のある蓋が付いていましたし、カフェに近付こうといるんだなあ、きっと。
これが良いか悪いかは、購入者の求める物によって異なるのでしょう。時間、値段、味、雰囲気を勘案して、自分のベストバランスを選ぶと良いと思います。
これって、さっき脇道にそれた自動車の話と同じですね。色々なコンセプト、サイズ、スペック、価格、デザインから、好きな車を選ぶというのと似ています。
                             駅員@休憩所等にぴったりの自販機でした

2007年8月2日(木)
駅日誌(678) 「灼熱地獄」

今朝、目覚ましの前に雨音でちょっと目が覚めました。その後結局、目覚ましの時間まで眠ったのですが、激しい雨でした。
そして、さて出掛けようと思うと、雨が止んでいるではありませんか。なので、手に取った傘を傘立てに戻して出掛けました。

そして、日中は炎天下。朝の降水により、地面には潤沢な水があり、濡れたアスファルトは日光のエネルギーが高効率で吸収される黒っぽい色になっています。ですから、気温そのものの高さも然る事ながら、輻射熱があり、更に湿気が多くて、汗だらだらでした。
私は、今の所、今年で最も暑いと思いました。やっぱりビルとアスファルトの多い都心部っていうのは暑いですね。

しかし、今の熱さを助長している存在があります。そう、汐留あたりに聳え立つ、あの壁の様なビルです。あの辺りから、都心に潮風が吹き込めば、暑さは随分違うでしょう。
オープンカーのエアロボード(後ろで空気の巻き込みを防ぐボードです)のように、風を塞いでしまっているのです。あのビルを許可したのは誰だ? 許可した国土交通省の庁舎も、暑さの煽りを食っているのは間違いないのに……
                                                駅員@愚か

2007年8月1日(水)
駅日誌(677) 「Notting Hill Cakes」

うだるような暑さの昼下がり。私駅員は、玉の様な汗をダラリンコと流しながら歩いておりました。
ちょっと前の新聞の記事で、「もしかしたら、流行るかも知れない物」という記事で、「カップケーキ」とあり、その代表格として挙がっている店があるのです。こういうのも仕事の内でありまして、時間が出来たので行ってみました。日本赤十字病院の近くの商店街にそれはありました。「ノッティング・ヒル・ケークス」2006年10月開店。店構えは、存外地味。

平日の昼間ですから、客は殆どいません。いたのはこの辺りに住む富裕層の奥様(と思しき)女がぽつぽつ。
それにしても……記事には「ドーナツの次は、カップケーキか!?」とあり、そのドーナツは言うまでもなく、行列の出来るドーナツ屋「クリスピー・クリーム・ドーナツ」なのですが、その活況とは対照的にひっそりとしています。まだ知る人ぞ知るという感じなのでしょうか? それとも、休日は大盛況なのでょうか?
カップケーキというのは、マフィンとかのいわゆる薄い紙のカップに入った焼きケーキです。
早速実食。うーん、何と言うか、普通! いや、そこそこ美味しいのだとは思いますが、別段、特にというわけでも……
英吉利発祥だそうで、本国では何でも故ダイアナ妃や、ヒュー・グラント、ヴィクトリア・ベッカムが愛用との事ですが、所詮はアングロサクソンの舌、日本人の舌には遠く及ばないのでしょうか? 差別発言でした。気を付けます。が、やっぱりこの辺も、混む程ではない理由なのでしょうか?
しかし、一方で同じアングロサクソン、それも世界一味覚異常者が多い米国のクリスピー・クリーム・ドーナツがこんなに流行っているのを思えば、もっと流行っても良さそうなものです(私は、クリスピー・クリーム・ドーナツも美味しい事は美味しいが、1時間も並んでまで食べるか!? と思いました。店によって味は違えど、やっぱりドーナツはドーナツの味なのです)。まあ、私はこういった甘味の味には五月蝿い方ではないので、こっち方面に強い人に訊いた方が吉でしょうね。私の気付かない大きな味の違いが潜んでいるやも知れません。

ああ、そうか。ようやく汗が引いてきた時に気付きました。この店の客入りが激しくないのは駅から遠いからか! そうです。散々汗だくにさせる道程の先にあるのです。大繁盛しているクリスピー・クリーム・ドーナツの方は、新宿駅から歩いてすぐなのです。
       駅員@ファンの方は、私の事は味の分からない奴だと思って、軽く流して下さい
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