2006年7月31日(月)
駅日誌(372) 「銀幕寸評」

今回はレンタルDVDで観た作品について素人寸評です。
尚、タイトルの右の☆は、私の主観的評点であり、五ッ☆満点です。

「リンダリンダリンダ」 ☆☆☆
ブルーハーツ大好きの私としては、一度観てみたいと思っていた作品です。
舞台は高校の文化祭という、青春映画ですね。軽音楽部の女子高生のガールズバンドなのですが、文化祭でライブをやろうとしていた当初のメンバーが喧嘩と怪我で二名抜けてしまいます。元々はVo.Gu.Ba.Dr.Keという5人バンドだったのですが、キーボード担当がギターに変更し、さて、ヴォーカルをどうしようかという場面で、たまたま通りがかった韓国人留学生をヴォーカルに据えます。
そこから一週間という短い期間で連日の徹夜で練習し、何とか作り上げて行きます。
演奏メンバーは、元々軽音部なので、そこそこ出来るのですが、ヴォーカルは全くの素人で、しかも日本語もたどたどしいという始末。しかし、その成長ぶりを追う事で、バンド経験が無い視聴者にも入り込み易くしています。実際、専門用語は一切出て来ず、万人が観れる映画と言えましょう。
そのバンド活動の合間に、青臭い青春の挿話が差し込まれます。こういう青臭い話には、やっぱりブルーハーツがぴったりです。私は昔ベースをやっていた事があるのですが、またやりたくなる映画でした。
惜しむらくは、終わり方がどうにも中途半端で伏線を消化し切れていない所ですね。とは言え、これからバンドを始めたいティーンに観て貰いたい作品です。
                                       駅員@ブルーハーツは熱い

2006年7月30日(日)
駅日誌(371) 「犯罪者製造機」

何らかの番組を観るためにテレビを点ける事は,、ほぼ毎日あると思います。そんな事はないという人もいるとは思いますが、私は結局なんらかの形で毎日点けています。で、タイトルの「犯罪者製造機」ですが、テレビもその一つではないか、と思うのです。

「ウタワラ」という番組で、「エロかわ」の代名詞である倖田来未を審査員として、小学生以下の子供にエロかわを競わせる企画をやっていたのです。
小学生がテレビでダンスを披露する。これは一向に構わない事なのですが、「エロかわ」ですよ? 「エロくて可愛い」ですよ? 可愛いは良いです。しかし、エロは如何なものか。嬉々としてその企画に自慢の娘を送り出す親は何を考えているのか? それを阿呆みたいな面して拍手している芸能人は何を考えているのか?
あれを観て、ロリコン変態性欲者が欲情したらどうする? 子供をあの企画に送り込んだ親は、もしブラウン管(今は液晶の方が多いかな?)の向こう側で、気持ち悪い引き篭もりヲタクがチンチンをシゴいていたらどう思う? 否、それならまだしも、犯罪行為に走ったらどうする?
と、こう思ったわけです。
テレビ局は、そういう番組を放送している一方で、小学生を誘拐して何事かした後に殺した変質者をニュースで叩いているわけです。娯楽番組を放送する事は悪ではなく、報道番組を放送する事も悪ではないのですが、テレビ局が犯罪者を作っては、ニュースで叩くネタにしているという構図に見えてしまうのです。

おっと、PTA役員のような発言をしてしまいました。
私はPTA役員的発想は大嫌いで、お笑い番組が子供に有害だとか何とか言っているのには、「はあ?」と思っています。子供に見せる番組が有害か否かは、親が個々の家庭で見せるか禁じるかを判断するべきだと思っていますから、「子供に有害だ」という叩きは、逆に何て無責任な発言なのかと思います。
しかし、上記のロリコン変態に関しては、これとはちょっと異なります。誰にとって有害かの対象が子供ではなく、大人なのです。世の中には子供よりも判断力の無い、頭の悪い大人が如何に多い事か。
どんなに判断力が無くても、20歳で成人した以上、大人として扱われます。
その中には、一握りとは言え、変質的傾向の者もいるわけです。ま、どうのこうのと言っても、結局は犯罪に走る者が悪には違いないのですがね。

さて、土曜深夜に観た「やりすぎコージー」という番組で、今田耕治が「ティンコ」という言葉を発し、そのまま放送されていました。通常、「ちんぽ」「ちんちん」「ちんこ」「ぽこちん」は音を被せて放送禁止処理されるのですが、「ティンコ」はセーフなんですね!
そりゃそうか、規制である以上、「ルール」の下に「ガイドライン」があり、そこで具体的な個々の言葉が書いてあるわけですから、その中に「ちんこ」はあっても「ティンコ」は無いわけです。ガイドラインの隙間を縫う今田耕治、侮れない男です。
…ん? こういう番組を笑いながら観ている私は、上で述べた件につき、何も言えないですかね? 蛇足でした。
                            駅員@でもロリコン変態性欲犯罪者は許さん

2006年7月29日(土)
駅日誌(370) 「看板トラック撲滅」

以前、当日誌(2005年10月28日 #172「代替品」)で、街中を走る看板トラックの事に触れましたが、そういう看板の新手法について、テレ東WBSで特集を組んでいました。
有楽町にあるビル全体で表す「日本沈没」の大型文字、文化放送が出している「巨大QRコード広告看板」、これらと同じく走る看板としてラッピングバスと看板トラックが出ていました。以前の日誌で取り上げたのは「ホッピー」の看板トラックでしたが、現在、エグザイルのオーディションのトラックや、オフィス家具会社のデスクがくるくる回るトラック等が今は走っているそうですね。尚、ラッピングバスとは、全体が広告になっているバスです。
なるほど、看板の新しい試みとして、色々な手法が出てくるのは面白いですね。
←看板トラック例

しかし、上記の中の看板トラックについては、私は断固として反対します。
何らかの積荷があって、それを届ける間の移動時間を広告に使っているのならば良いのですが、広告のためにのろのろと巡回していやがるのです、あの下衆野郎どもは。否、トラックの運転手を下衆呼ばわりするのは気の毒ですね。彼等は仕事として言われた事をしているだけなので。下衆野郎はあれで銭儲けをしている会社です。お前ん所の邪魔臭いトラックのせいで、渋滞が増加するやないか! でかいトラックで道を塞ぎやがって。
バスは許します。バスは元々の人を運ぶルートを回っているので、広告を付けようと付けまいと、走る定めにあるわけですから。
然るに、トラックは積荷も無いくせに広告のためだけにぐるぐると回っておるわけです。混雑する都心で。私がもしそのトラックの後ろで車を運転していたら、そして急いでいたら、キレてしまうかも知れません。
何より、あれは公益に反した反社会的な広告手法でしょう(ちゃんと積荷を配送する目的のトラックで、且つ無駄に大きくなければ、この限りではありませんが)。

道路を所管する国交省及び、経済活動を所管する経産省は、直ちにあのトラックの運行を禁止せよ! 小型トラックの路駐を取り締まる前に、あの糞邪魔トラックを排除せよ!
実は小型トラックの路駐取締りは新たな問題を生んでいます。商店街等の無料駐車場への運送トラックによる占拠、車が停まっていない月極駐車場への違法駐車です。

それと、環境省、あのトラックは二酸化炭素削減目標の阻害要因になる事必至ですぞ。
あの無駄走りトラックに限らず、あいつらのせいで交通を妨げられている車の分の排出量増もあるわけですから。
                    駅員@看板トラック撲滅運動(文字通り撲って滅ぼしたい)

2006年7月26日(水)
駅日誌(369) 「晴れました」

今日は「これでもか!」というくらい晴れました。昨日までのどんより天気が嘘の様です。
私は雨が嫌いなので、ありがたい話…の筈なのですが、御天道様よう、ここまで晴れずとも、曇りで良かったのに! 否、曇りだったら良かったのに!
仕事の関係で、屋外フィールドワークみたいな事をしないといけない時があるのですが、しばらく雨で実施出来ず、延び延びになっていたのです。今日は雨が降っておらず、「チャンス!」とばかりに実施したのですが、暑過ぎて汗だくです。着ていたシャツに塩で白いまだら模様が出てしまいました。

それでも、梅雨明けは8月にずれ込むそうですね。長い梅雨です。そして、その影には悲喜交々がある事でしょう。
ビアガーデンをやっている会社にとっては悲劇でしょう。同様に、飲み物やアイスクリームを売っている会社も売上減少でしょう。レジャー関係の会社でも土日が雨では客が減るでしょうね。野菜も生育せずに高騰しています。卑近な所では、洗濯物が臭くなります。
その一方で、悲喜交々と書いた通り、喜んでいる人もいる筈です。雨傘や雨合羽を売っている会社は、売上が伸びている事でしょう。また、先程洗濯物が臭くなると書きましたが、除菌・防臭効果のある洗剤を売っている会社も潤っているかも知れませんね。
今日び、天候デリバティブという金融商品もありますが、まあ、慰め程度にしかならないでしょう。

さて、雨に関係して、こういうジョークがあります。
とある村に、雨乞いをすれば必ず雨を降らせるという高名なまじない師が居ました。何故この人の雨乞いは効くのでしょうか?…答えは「いつも、雨が降るまで雨乞いを続けているから」というものです。
陳腐な言い回しで恐縮ですが、止まない雨は無いのです。
                               駅員@恥ずかしい締め方をしてしまった

2006年7月25日(火)
駅日誌(368) 「結婚できない男」

今日は中途半端な時間(22時前)に帰ってしまったので、ジムにも行けず、帰るとすぐテレビを点けました。
私はニュース番組はWBSを観ることに決めているので、報道ステーション等は見ません。ドラマをやっていたので、それを観ました。こういう平日21時や22時のドラマを観るのは久々です。就職してからというもの、面白そうなドラマがあっても見逃しが多く(特に21時のやつは無理です)、連ドラを見る習慣がなくなっていたのです。まあ、元々あまり観る方ではないのですが。

というわけで、フジテレビ「結婚できない男」というドラマを観ました。
阿部寛演じる偏屈な男が主人公で、その周辺の人間関係を構成する脇役同士の繋がりの方が、主人公に対する繋がりよりも密であるという変わった相関図でした。
そのせいで、序盤はどいつがどいつかちょっと混乱しましたが、飲み込めると、如何に阿部寛が浮いているのかが見えてきて面白いです。それにしても、相変わらず濃い演技の戯画的キャラクターですね。
しかし、不覚にも「ああ、俺と同じだ」と思う箇所が何箇所か見付かりました。単独行動を好む。態度が尊大。結構豊富な雑学。すねやすい。人を馬鹿にする。
という事は…私も結婚できない男、という事でしょうか。
                               駅員@焦らず行こうぜ、行けば分かるさ

2006年7月24日(月)
駅日誌(367) 「私は神に試されているのか?」

今日は三菱商事VS王子製紙の北越製紙争奪戦について書こうと思っていたのですが、予定を変更致します。
というのも、私は今、神に試されているのか? と思う状況が続いているからです。「何だあ? カルト宗教臭くて気持ち悪いぞ!」などと思わずに、まあ聞いて下さい。

先日の日誌で、知らない婆さんに金を貸して、そのまま騙し取られてしまった事を書きましたが、今度は財布を拾いました(金を騙し取られた話は7月18日の#362を参照)。
仕事を終えて帰っている時の事です。混んでいる電車に乗り込み、しばらくして人が降りて空きました。私は電車に乗る時、ドア横座席との間のスペースに立つのが好きなので、空いたそのスペースに移動したのです。その時、足元に何やら財布らしきものが落ちている事に気が付きました。
近くに居たおっさんに、「落としていませんか?」と問うたのですが、「違う」との返答。
弱ったなあ、そのまま地べたに戻すのも何だし。というわけで、電車を降りた時に駅員に渡そうと思い、ポケットに入れたのでした(私のHNが駅員なので紛らわしいのですが、本物の鉄道職員の駅員に、です)。
誰かが「財布が無い!」と騒ぐ事も無く、電車は私が降りる駅に到着致しました。裸の金が落ちていたのならば、確実にネコババする所なのですが、財布らしき物ですし、降りて改札の窓口に渡しました。
「丁度、連絡が入っていた所でした。ありがとうございます」
拍子抜けする程あっさりしてます。私が何者かを問う事も無く、内部にありそうな持ち主の個人情報関系の物を探り出しました。そうか、警察官ではないので、業務上の理由意外では私の個人情報は聞けないのですかね。
…という事は、謝礼等一切無しかよ、チェッ! いやいや、見返りを求めて善行をしてはいけません。

この様に二週連続、私の人間性を試す様な事が続いたわけです。で、私は何者かに試されているのか!? と思った次第です。「宗教は玩具である」が持論なのですが、こういう事が続くと…ね。
                               駅員@見返りを求めたら、徳も半減です

2006年7月23日(日)
駅日誌(366) 「戦線拡大の影響」

太平洋戦争における旧日本軍の失敗は数あれど、その中に東亜での戦線拡大により補給線が伸び切ってしまった事は大きな敗因の一つです。
即ち、進軍し各地を占領したものの、そこに部隊を置いておくための補給路が長く且つ多岐に渡ってしまった事で、確保が難しくなったのです。
なるほど、如何に前線で破竹の勢いを見せたとしても、それは一時の事であり、キープしようと思えば、前線以上の負担がバックアップに掛かってしまうのですね。
こういった事が、最近日本で見受けられました。否、戦争という血生臭い話ではないのですが、今回のトヨタ自動車の一件です。

SUVハイラックス・サーフにおける、リコールの不備事件ですね。
操舵系の不備が認められたものの、据え切りを繰り返す等の限定的状況で部品の破損が起こり得るだけなので、リコールを見送っていた所、これに由来する事故が起こり、急遽リコールしたという話です。マスコミでは、トヨタの品質神話崩壊か!? 等と騒いでおり、事を重く見た社長が「品質が少し疎かになっていた」と謝罪しました。
トヨタは生産台数、販売台数に於いて、目覚しい発展を遂げており、これが即ち、上記での戦線の拡大だと言えます。そして、そのフォローが上記での補給線に当たります。
あのトヨタを以ってしても、戦線拡大と補給線確保を同時平行で行うのが如何に難しいかを示していると思います。

確かにリコールしようかどうしようかと迷って、しなかった判断は結果論で見れば、失敗だったと言えます。
しかし、元々日本人の自動車観がちょっとおかしいのでは? とも思います。機械である以上、荒い操作は誤作動等を起こすのは十分あり得る話です。
特に今回の例では、「据え切りを繰り返したら破損が起きる」とあります。私はトヨタと無関係の人間なのでキッパリと言えます。「据え切りなんか、しょっちゅうするな! このど下手糞!」と。ハンドルが軽く回るから? パワステは機械の力で操舵を補助しています。本来なら、あんな糞重いSUVで据え切りなんて、しんどくて簡単に出来ません。部品に掛かる負荷は推して知るべし、です。
「壊れないのが当り前」機械に対して、それはあり得ない話です。貴方が今この日誌を読んでいるPC、不備が起きた事は皆無ですか? そんな事は無いと思います。私もこのPCに不備が起きて、苛々した経験は何度もありますが、機械とはそういう物でしょう。
とは言え、「軽く操作出来る事」「壊れ難い事」これらはトヨタが自らの販売戦略としてどんどんセールストークに使った部分です。皮肉にも自らの努力が自らを苦しめる結果になってしまいました。

そこで、私は提言します。今後、世界中の自動車メーカーに「MT、重ステ」を義務付けてはどうか、と。
マニュアルトランスミッション。オートマ由来の事故は実は結構多いのではないかと思います。MTだと「自分が今車を運転している」という感覚がリアルに感じられるので、自ずと安全意識も高まると思います。そして、重ステ=パワステ無し。私は嘗て古い軽やカローラで重ステを味わった事がありますが、しっかり操舵しないといけませんし、据え切りなんてまずやろうとは思えません。
そして何より、これらはデバイスを取っ払う事になるので、燃費が向上します。また、重ステだと自ずと重い車を避けるようになるので、巷を走る車が全体的に軽い車になり、生産エネルギー、燃費ともに節約出来るのです。素晴らしいではありませんか!
しかし、こんな提言は、自動車の販売台数が激減してしまいそうなので、反対の嵐が巻き起こりそうですね。
                                             駅員@アナクロ?

2006年7月22日(土)
駅日誌(365) 「アフィリエイト見本市」

当地獄三丁目駅では「娑婆ネット・タナカ」というアフィリエイトの頁を設けているのですが、一向に売れません。
それには、当駅の利用者数がまだまだ少ないという事もありますが、それ以外にも理由があったようです。今日、アフィリエイトの見本市に行き、そこで聴いたセミナーでヒントを得ました。近々、改装の予定です。
勿論、見本市なわけですから、商品ラインナップの変更も考えています。思えば、開店当初から殆ど手を入れていない状態でした。

さて、見本市に行って来たわけですが、その規模は思ったより小さいものでした。
これは、昨日の日誌でシーフードショーに行ったと書いた通り、私が常日頃仕事関係で展示会の類に足を運ぶ事が多いせいでもありますが、それを差し引いても結構手狭でした。
それはそうですよね。アフィリエイトという事は、わざわざ一般人の手に販売網を半分委ねているようなもので、裏を返せば、現存の大きな販売網を持たない企業が出展しているのだと考えられますから。
しかし、そこならではの面白い商品もありますので、一見の価値はありました。では、これをどう活かすか。新・娑婆ネット・タナカに御期待下さい。
                     駅員@改造で当駅の目玉の一つになれば、と思います

2006年7月21日(金)
駅日誌(364) 「魚高騰」

さかな さかな さかなー 魚を食べると♪ あたま あたま あたまー 頭が良くなる♪
さかな さかな さかなー 魚を食べると♪ からだ からだ からだー 体に良いのさ♪
                                  〜柴矢裕美「おさかな天国」より〜

東京国際展示場・ビッグサイトにてシーフードショーという展示会が行われました。私は仕事の関係で視察に行ったわけですが、以前行った時よりも規模が小さくなっていました。
原因は日本人の魚を食べる量が減ったという事と、魚の価格高騰によるのでしょう。何だか元気が無いという印象です。雨が降っていたから? それもあるでしょうが、それだけではないですね。
そもそも、何故魚の価格が高騰しているのか? それは健康志向で欧米で魚消費量が増えているという事と、経済発展目覚しい中国で魚の食べ方の幅が広がった事に拠ります。
その煽りを食って日本での供給量が不足しているからなのです。
特に鰯の高騰が著しいですね。それと、鯖。鯖を食べる習慣はこれまで日本以外には殆ど無かったのですが、他国でも食べるようになった事が原因ですね。
鰯の方は? オイルサーディン等、元々海外でも食べられていたのですが、こちらは漁獲量の減少が原因です。
しかし、鰯は2年で成魚になるので、憶測ですが多い年と少ない年が交互に来るのでは無いでしょうか? また、シラス(稚魚)が大量に消費される事も無関係ではないでしょう。

さて、展示会の話ですが、新しい魚肉加工食品が色々ありました。
昨年「フィッシュケーキ」という粗めのすり身を丸めた物がちょっ話題になりましたが、そういった方向性です。鯛のハムや、生のまま加工した低温燻製、歯応えのある魚肉団子等々。魚肉ソーセージの様にペーストにしちゃうのではなく、ハンバーグの挽肉の様な感じで魚肉を処理しています。こうすると、魚の旨味も生き、食感も楽しめます。
時期にスーパーの売り場でも一般的になるのではないでしょうか。

                            駅員@焼鯖が好物なので、高騰は辛いです

2006年7月20日(木)
駅日誌(363) 「親分の心子分知らず」

親の心子知らずと申します。そして、親分の心子分知らずでもあるようです。

漫才コンビ極楽とんぼの山本が、17歳の少女に猥褻をはたらき、吉本を馘になってしまいました。
それとほぼ時を同じくして、目に涙を溜めた萩本欽一茨城ゴールデンゴールズ監督が、もう野球辞めますと発言しました。野球を愛し、地味な世界に甘んじていた社会人野球に一石を投じた男が、自分にも責任があるとの主張です。
選手のやった事は監督の責任だ、という事です。子分のやった事は親分の責任…こういう男気には心を打たれます。

一方、当時日本の総大将だった昭和天皇がA級戦犯合祀に不満を漏らしていたとの記述のある宮内庁長官(当時)の手記が見付かったというニュースがありました。これも同様に、親分の心子分知らずの一例でしょう。
日本には、もしかしたらA新聞あたりに騙されて、「昭和天皇は戦争を起こしたとんでも無い野郎だ」などと思っている人が居るかも知れませんが、昭和天皇はずっと戦争に反対しており、軍部が暴走した事を止められなかった事を常々後悔していた方です。
昭和天皇は、太平洋戦争開戦時に次の歌を詠んだと言われています。
「四方の海 皆同胞と思う世に など波風の 立ち騒ぐらむ」
これは明治天皇が日露戦争に際して詠った歌で、「世界の人類は皆兄弟のようなものなのに、何でいがみあっているのだろうか」といった様な意味です。
昭和天皇が戦犯とされなかったのは、米軍が日本を統治する上で都合が良かったという面もあるのですが、一方で戦争に反対した平和主義者であり非常に紳士的であった事も理由の一つでしょう。この点についてはGHQのマッカーサーの手記にも記述があったと記憶しています。

親の心子知らず、親分の心子分知らず。私にも大いに反省するべき事があるかも知れません。
                       駅員@尚、昨日日誌の結果は電話繋がらず…とほほ

2006年7月19日(水)
駅日誌(362) 「とんだアマチャンだぜ」

昨日18日、昼に出遅れたので、一人で昼食を摂ったのですが、その会社への帰り道の事です。見ず知らずの婆さんが「すいません」と声をかけてきました。
道にでも迷ったのか? たまに会社近辺で道を聞かれる事があるので話を聞いてみると、「財布を無くしたので金を貸して欲しい」との事。
神奈川の逗子から出て来ているそうで、「2,000円程貸して下さいませんか?」と言っています。
「しょうがねえババアだなあ」と思いつつ、財布からポンと出そうと思ったのですが、どうやって返す気なのだろう? と思ったので、住所・氏名・電話番号を控えさせて貰った上で、2,000円と名刺を渡しました。
そして今日、私の名刺の番号に電話を寄越すという話だったのですが、一向にかかって来ず。はっ! これはもしや・・・騙された!? あんの糞ババア!!
住所・氏名・電話番号(そのうちの電話番号は私から「電話番号も御願いします」と言って追加)は自然に言ったので、嘘っぽくはなかったのですが…騙されたのだとしたら、何て下らない手に引っ掛かってしまったのでしょうか。呆れたアマチャンですね。
明日一応こっちからかけてみようとは思います。あんまり期待してませんが。(と言いつつも、逗子住まいという事は、そこそこ富裕層の筈という淡い期待も完全には消していません。←女々しい!)

私は不条理な事、筋が通らない事、曲がった事が大嫌いという、江戸っ子じゃないのに、江戸っ子よりも江戸っ子性格なので、不誠実な輩のせいで誠実な人が割を食うという状況は大嫌いです。
たった2,000円。しかし金額の話ではありません。この話が、私の善行話になるか、私の憤慨話になるか、結果は明日…
                  駅員@騙しなら羅生門の主人公みたいになっちゃいそうです

2006年7月18日(火)
駅日誌(361) 「サミット閉幕」

サンクトペテルブルク・サミットが閉幕しました。
メインの議題は、中東情勢及び石油高騰でしたが、何とか北朝鮮情勢も議長総括に挟み込む事が出来た様ですね。欧米はどうか知りませんが、日本にとっては中東よりも北朝鮮でしょう。欧米は「面倒臭えなあ」と思っているかも知れませんが、その面倒を招いたのはどこか? 旧連合国です。旧連合国が日本軍を解体したから、日本は真っ当な防衛が出来ず、国際社会にアピールする必要があるのです。
日本軍があれば、一国の諍いで済む話です。
否、何も早急に日本軍を興せ、とまで言うつもりはありませんが、追々はとは思います。目下するべきは、MD(ミサイル迎撃防衛)でしょう。即ち、ミサイルを撃たれたら、それを撃ち落す仕組みです。
これはまさしく専守防衛であり、これについては近隣にとやかく言われる筋合いはありません。迎撃する弾は国土に入ってくる前に爆破するだけで良く、爆破の力は敵ミサイルの火力で良く、破壊力は無くても良いのですから。

硬い話になってしまいました。ここからはちょっとソフトに。
プーチンの顔って、邪悪ですよね。ニヤリと笑っている顔など、「何か企んでいるな!?」という気がしてしまいます。あの笑み、鳥肌実みたいです。註)鳥肌実は、右翼もどきの芸人です。好き嫌いは分かれますが、結構面白いです。
さて、プーチンは頭が薄いですが、露西亜の指導者には、昔からハゲフサ交互の法則があります。思い出して下さい、プーチンの前のエリツィンはフサフサ、その前のゴルバチョフはハゲでした。
そして、それはレーニンまで遡ります。レーニン(ハゲ)→スターリン(フサ)→フルシチョフ(ハゲ)→ブレジネフ(フサ)→アンドロポフ(ハゲ)→チェルネンコ(フサ)→ゴルバチョフ(ハゲ)です。露西亜の御土産には、このハゲフサ交互マトリョーシカ(人形の中に人形が…が続く玩具)まであるそうです。
                               駅員@ハゲフサマトリョーシカ、欲しい!

2006年7月17日(月)
駅日誌 (360) 「某飲料のCMで」

ポルノグラフィティの曲が流れている某飲料のCMを観て、思った事があります。
同じ曲を使って、映像が代わって行くというシリーズ物で、私の覚えている限りでは「トランポリン篇」「麻袋に入って跳ねる篇」「海に浮かべた円盤状の浮きに向かって跳ぶ篇」があります。その3つに共通して言える事なのですが、「おっぱい強調し過ぎっ!!」と思うのです。
当初は、私が助平な視点で見ているせいだろうかとも思ったのですが、こう続くと、狙ってやっているのだと思います。ですから、そう見えるのは私がエロいからというわけでは決してないのです!
このシリーズの前は、ミスチルの曲と学生物という比較的爽やかなシリーズだったのですが、一転してソフトエロ路線になりました。次はもっとエロ路線に? 楽しみです。おっと、自分は断じてエロくはないのですよ! エロいのはあのCMを作った広告代理店です。

それにしても、ポルノグラフィティというのは、思い切ったネーミングですね。アポロ(←ポルノグラフィティの曲で最も気に入っています)という曲で出た当初、インパクトがありました。
メジャーになるにつれ、新聞のテレビ欄に衝撃的な表記が見えるようになりました。
長いバンド名(今はコンビ名の方が良い?)を「ポルノ」と省略されるのはまあ、やむを得ないでしょう。以前、音楽番組の欄で、もう一つのグループ名とともに省略して並べてあった事がありました。そこに衝撃的な表記が。「▽モー娘・ポルノほか」
                                        駅員@エロではないです

2006年7月16日(日)
駅日誌(359) 「伊藤若冲」

上野の東京国立博物館・平成館にて、「プライスコレクション 若冲と江戸絵画展」を観に行って来ました。アメリカ人のプライス氏が所蔵するコレクションを展示した企画展で、伊藤若冲を中心とした江戸時代の絵師による、動物を描いた屏風、掛け軸の数々を展示していました。

展示作品の目玉は伊藤若冲作「鳥獣花木図屏風」です。
まるでタイルを敷き詰めたかの様な描き方で、右幅には世界中の(空想上も含め)獣を、左幅には世界中の(同じく空想上も含め)鳥を、配した楽園の様な絵です。
壮大で、それでいて和やかな作品です。正直、この独特の画風のため、鳥獣個々の描写は弱いのですが、非常に実験的で意欲的な作品です。私は、この作品を見て、「自然界曼荼羅」という印象を抱きました。
←鳥獣花木図屏風ポストカード

では、若冲は写実的描写は弱いのか? 確かに上手くディフォルメを施した、コミカルな作品も多いのですが、今にも動きそうな写実に挑んだ作品もあります(紫陽花双鶏図、等)。
写実が出来るからディフォルメが出来る。この理屈はピカソの絵を見た事がある方ならお分かりかと思います。そして、ディフォルメにせよ、写実にせよ、画面に動きのある作品が多いと感じました。

さて、この企画展の終盤には、作品そのものではなく、見方に面白い試みが施されているコーナーがありました。プライス氏の協力のもと、屏風絵の前にガラスケースを立てず、ゆっくり強弱が変化している照明や、右から照らしたり左から照らしたりする照明を取り入れていました。
なるほど、金箔や濃淡、白黒が色々な見え方に移り変わり、面白かったです。元来、屏風絵は部屋に立ててあるものであり、そこには時々刻々と移り変わる自然光が差し込んでいるのです。本来の見方に近付ける事で、より味わい深く鑑賞出来ました。

この展示会は、難解な部分も無く、ユーモラスな絵も多いので、普段美術館に行かない方でも御奨め出来ます。8月27日まで東京国立博物館・平成館で、9月23日から11月5日まで京都国立近代美術館で開催されますので、一度足を運んでみては如何でしょうか?
                           駅員@帰りにアメ横で西瓜を食べて帰りました

2006年7月15日(土)
駅日誌(358) 「神様はドンパチがお好き?」

ババンバ バンバンバン はあ〜 レバノンノン♪
                         〜ザ・ドリフターズ「ドリフのビバノン音頭」替歌〜

神様はドンパチがお好きなのでしょうか? 神の意志ではないと信じたい、否、信じましょう。それなのに、どういうわけか神に対し敬虔な人間程、ドンパチを好む傾向があります。
今読んでいる、ダン・ブラウン著「天使と悪魔」を見る限りは、敬虔なカトリック信者もそうなのですが、最近特に目立つのはイスラム教徒とユダヤ教徒ですね。
イスラム教シーア派民兵組織ヒズボラが、イスラエル兵を拉致したり、イスラエル領内にロケット弾を撃ち込んだりした事に対し、イスラエル軍が大規模な空爆を行っています。完膚無きまでに叩きのめす勢いですね。
YHVH(片仮名ではエホバまたはヤハウェと読みます)様と、アラー様は仲が御悪いのでしょうか? 否、彼ら(と言って良いものか?)が仲が悪いのではなく、その取り巻きが愚かなのでしょう。
それ以前に、呼び名が違うだけで、YHVHとアラーと、それとキリスト教の主は、同一の存在であるとも言えます。これらの宗教は根っこが同じなわけですからね。
信者間で殺し合いをするということは、自らが崇拝する神が、多重人格で且つ自傷行為をするサイコであると言っている様なものですよ。無宗教の私に、「あんたらの神をちゃんと敬え!」なんて言わせないで貰いたい所です。
(あわわわ、こんな事書いて、これら三宗派全てに命を狙われたらどないしよう…)


しかし、だからと言って、イスラエル及びパレスチナという国に対し、危ない奴等だと決め付けてしまうのは、無知というものです。
彼らが喧嘩する原因は何か? 宗教戦争というのも勿論その一つですが、他者によって作られた政治的要因もあります。話は第二次世界大戦の頃に遡ります。連合国は、同盟国を封じ込めるために、世界中に味方を作ろうとしました。その対象の中に2種類の流浪の民が居ました。流浪の民とは言え、戦力はそこそこあります。
英国は、パレスチナの民に味方に付く見返りに安住の地を与える事を約束しました。
米国は、イスラエルの民に味方に付く見返りに安住の地を与える事を約束しました。
その土地はそれぞれの聖地であるエルサレムを擁した同じ土地だったのです。ユダヤ教の聖地であり、イスラム教第三の聖地(メッカ、メディナに次ぐ聖地です)でもあるのです。
英国と米国の何と罪作りな事よ。喧嘩の種を作っておいて正義面をしているのです。こいつら、みんな地獄行きです。
                       駅員@地獄行き列車には団体割引は御座いません

2006年7月13日(木)
駅日誌(357) 「零を解く」

零というのは不思議な数字ですね。無という概念です。この概念の発祥はインドだと言われています。
そのインドのムンバイにて大規模な爆破テロが起こされました。通勤時の混雑時にです。極悪非道ですね。インドの通勤列車の映像を見た事があるのですが、ぎゅうぎゅうに人が詰まっていて、且つ本来ドアがあるべき所から半分はみ出している人まで居るという始末でした。そんな列車が爆発です。イスラム教過激派の仕業によるものではないか? と言われています。ムスリムにとっては、異教徒(ヒンドゥー教徒)を殺す事は聖なる戦いであって、悪事ではないという事でしょうか。
近年無差別なテロが多いです。ジハードの時が近付いているのでしょうか? 私は宗教玩具論者なので、いつ熱心な信仰者に命を狙われるか分かりません。くわばら、くわばら。

そしてインド株式が一時下落し、東京もその煽りを食いました。取引時間の関係で、インドはその後持ち直すも、東京は時間切れでした。
インドで反発した以上、明日は東京も反発するのでしょうか。そうであると良いのですが、このタイミングで一つ気掛かりな事があります。
ゼロ金利解除。明日にも解除される線が濃厚だそうです。即ち、金を借りる金利が上昇し、金を預ける金利も上昇するのです(実際は0にまで落ちていたものが復帰するだけなので、上昇という言葉はどうか? とも思いますが)。

これがどう関係するか? 景気が上向き、設備投資等で色々な会社の借り入れが増えています。借りる金利が上がるという事は、余程償却に自信が無い限り、二の足を踏んでしまうかも知れないのです。一方、預金金利も上がるわけで、不安定な株式よりも、利回りは低いが安定した定期預金に切り替えようかな、という考えも生じてしまうのです。株価が下がりそうな原因たり得るのです。
ま、ゼロ金利解除とは言っても、依然金利は低いのでバタバタする必要はありませんが。


インドの話に戻ります。インドは0の発祥というだけあり、非常に数学に強い国ですね。子供は二桁×二桁の九九を暗唱するそうです。人口も多いという事は、比率は分からないものの、絶対数としては優秀な人材の数も多いという事です。
パックス・ロマーナ、パックス・タタール、パックス・ブリタニカ、パックス・アメリカーナの次には、パックス・インディアーナという線も考えられますね。
                         駅員@地獄は常時「パックス・インフェルニカ」です

2006年7月12日(水)
駅日誌(356) 「淡路島」

昨日・一昨日と関西に出張していました。特に一昨日は淡路島にてドライブでした(←あくまで仕事で、ですよ!)。
本土にてレンタカーを借り、明石海峡大橋を渡りました。今までに数回渡った事があるのですが、自らハンドルを握って渡るのは初めてでした。
それにしても、風の強い事強い事。借りたのは軽自動車だったので、直進安定性が無く、風にハンドルを取られました。最近の軽自動車は捨てたもんじゃない、というのが持論だったのですが、考えを改めさせられました。
レンタカーになる車というのは、大抵グレードの低いモデルであるのはやむを得ない事とは思いますが、軽の低グレードはここまで扱い難いとは! アクセルをベタ踏みしても全然加速しません。せめてMTであればもう少し何とかなったと思うのですが、私が借りたのはATで、多分3速です。今回は空いている道なので良いのですが、高速の入口の合流で、空いてる以上渋滞未満(絶え間無く速く車が走っている状態)だったら、恐ろしくて合流できません!そんでもって、タコメーターが無い。ATシフトレバーには「D」の下に「2」もあるのですが、そこに下げて良いものかどうかの判断も付き兼ねました。
軽自動車のドライバーは女性が多いそうですが、あんな危なっかしい車で大丈夫なのだろうか!? と心配になりました。

そんなこんなで橋を渡り、淡路SAでトイレ&橋の写真を撮影。

その後用を済ませて、島内の下道を走っていると、突如巨仏が出現!! まるで巨大怪獣です。助けてー! ウルトラマーン! しかも、よく見ると、胸の上辺りにコックピットらしきものが見えます。巨大ロボット!?
否、展望台になっているのでしょうか。そこに登ってみたい欲望を抑えながら、帰路に。

帰りはこの軽自動車にも大分慣れて来て、加速は遅くとも回転を上げ続ければ速度は出せる事が分かり、回転維持を心掛けたのですが、そこでやってしまいました…
パンダ色に赤いランプをあしらった何やら陽気な車が…その車に乗っていたおじさんに呼び止められてしまいました。
その道は高速道路(しかもスカスカに空いている!!)にも関わらず、80km/h制限だそうです… 30km/h超過。減点3。反則金\25,000也…とほほほ。
私、速度は出しても常時安全運転を心掛けていますので、無事故無違反ゴールド免許だったのに。私がやりとりしている間、脇を走る車の速い事速い事。あいつらも絶対超過しているぞ、くそう。

             駅員@今思えば、非合理な取締りです。この税金泥棒! 金返せ!

2006年7月10日(月)
駅日誌(355) 「パチキかましたMVP」

今朝、W杯の決勝戦が行われ、まさしく血戦の末、伊太利がPKで勝利しました。
流石にここまでグループリーグとトーナメントを勝ち進んで来ただけあります。非常にレベルの高いゲームでしたね。
その中で一つだけ、会場がブーイングにまみれた事件がありました。
御存知の通り、仏蘭西ジダンの頭突きです。ここは残念ですね。
即刻レッドカード退場でした。この退場が無かったら、もしかしたら仏蘭西が勝っていたかも知れません。

延長後半、伊DFマテラッツィと何やら二言三言言い合った後、くるっと踵を返し、パチキを放り込んだのでした(おっと、パチキは頭に頭をぶつけるので、厳密には違いますね)。
ジダンは後悔に暮れている事でしょう。
坊さんの様な頭をしながら、カッとなり易い男です。
こんな様な事件は、過去にも起こしています。同じく頭突きをかました時もありますし、相手選手を故意に踏み付けた事もありました。皆さんも「ああ、またか。懲りない奴だ」と呆れている事と思います。

しかし、敢えて私は多数意見と逆を行ってみましょう。如何にキレ易いと言っても、理由も無く頭突きをかますとは思えません。
即ち、その直前の言い合いで、マテラッツィが余程酷い事を言ったのではないか? という可能性もあるのです。会話は二人にしか聞こえていないでしょうから、そこは闇の中ですが…イタリア語・フランス語が堪能で且つ読唇出来る方、繰り返し流されるVTRから、会話を掴んで貰えまいか! 嗚呼、気になる所です。
私は、挑発に乗ってしまう奴よりも、調子こいて挑発する奴の方が嫌いです。挑発に乗って怒るという事は、純粋な人間性を持っているという事だと思います。前述の通り、会話内容が分からない限りは安易にジダン擁護は出来ませんが、頭突きを喰らわせるのも頷けるだけの挑発があったのであれば、私はジダンを擁護します。

ここで疑問を挟まれると思います。マテラッツィは伊太利人で、ジダンは仏蘭西人である。言葉は通じないのではないか? と。否、仏蘭西と伊太利はともにラテン語系の言語なのです。即ち、度の強い訛りであると言えます。例えば、「こんにちは」。仏「ボンジュール」伊「ボンジョールノ」です。そっくりです。故に話はだいたい通じていると思われます。
                                    駅員@タクトの折れたマエストロ

2006年7月9日(日)
駅日誌(354) 「講演聴講」

午前中にジムで運動した後、午後から、「世界一わかりやすい株の本」の著者・カリスマ受験講師・細野真宏と、「失楽園」著者・作家・渡辺淳一の講演を聴きに行きました。前半、が細野氏による「株式投資」の話で、後半が渡辺氏による「才能」の話でした。

前者は基本的に投資テクニックの話は無く、要約すると「株式投資は結構シンプルな物なんだ」という話でした。社会背景と株式投資の関連の話が中心です。それでも、まあ勉強になる所もありました。
一つ気になったのは、彼のスタンスはライブドアの堀江や、村上ファンドと同じ思想性ですだという点です。彼らが捕まっても、それは彼らがヘマをやらかしたからであって、基本的な思想には大賛成なのだという事です。というわけで、日銀福井総裁の過ちについても、何ら問題は無く、マスコミの攻撃は見当違いだと言っていました。村上ファンドへの出資が問題なのではなく、問題はそれを解消した時期にある、との考え方でした。
私は細野氏の本を読んだ事が無いので、この人物についてはよく分からないのですが、確かにカリスマ受験講師と言うだけあって、話し方は分かり易いですね。
で、帰宅後WEBで検索をかけてみたのですが、そこで衝撃が…
Yahoo!で「細野真宏」と入力し検索した最上位は、「話題のカリスマ受験講師が綴った恨み節ファクス公開!」という月刊誌サイゾーの記事でした…極悪人として書かれています。
まあ、よく知らない人の事を一つの記事で判断するわけには行きませんが、ちょっと引いちゃいました。

後者は有名な直木賞作家・渡辺淳一氏による「エロ論」「男女論」「知と情」「才能論」「教育論」「夫婦論」「人生論」という流れの話でした。
序盤は声の通りも今一つで、何やら「やる気あるのか!?」という風だったのですが、話が進むにつれて集中して聞き入ってしまいました。流石にストーリーテラーの名手ですね。随所に笑いをちりばめた、それでいて真理を突いた非常に面白い話が聴けました。自作「失楽園」「愛の流刑地」の話に始まり、エロ論、男女論…と流れる様に推移して行きます。話があっちこっちに飛んでいる様に見えて、それでいて繋がりが上手いです。
本題の「才能」に関しては、「鈍い」のも才能だという話でした。即ち、あらゆるものに対し鋭いのと対局なのも才能なのだと言っています。具体的には「叱られても響かない人」、「皮肉が通じない人」、究極は「人の話を聞いていない人」も才能なのだ、という事です。なるほど、人間を動物と捉えるならば、それは「ストレスを溜めない=生存力の強さ」でもあります。
内容も非常に面白いものでしたが、私が何より面白かったのは、渡辺氏の口調です。「才能だねぇ」「素晴らしいねぇ」「死んじゃうよねぇ」…口調には力強さは無いのですが、良い感じでユルい喋り方です。ユルい内容にユルい喋り方がマッチしており、非常に楽しませて貰いました。それでいて、言っている内容も頷けました。
今回は本当は細野氏の方に興味があり申し込んだのですが、結果としてはこちらの方が遥かに価値がありました。

尚、前述の細野氏同様、渡辺氏も福井総裁をネタのに挙げました。「知と情」の話をしていた中で、学歴や資格等の経歴に関しては比類なき優秀さだが、追及された時の答弁等を見ていると、ただの馬鹿だと思ったとの事です。それだけ優秀な頭脳がありながら、何らの策も持っていないとは、如何にボーっと過してきたかという事だと言っていました。
同じ人物を評するにもフォーカスの違いがあり、面白いなと思いました。
                                         駅員@ためになりました

2006年7月8日(土)
駅日誌(353) 「イケアに行けや」

知人と南船橋にあるIKEAに行ってみました。テレビや新聞である程度の情報は得ていたのですが、なるほど矢張り実際に行ってみると色々発見があり面白かったです。
今回は電車で行ったので、小物だけ(プラスチックのトイレットペーパー入れと、黄色一色のオリジナル乾電池)しか買えなかったのですが、今度は是非車で行ってみたいですね。フレンチコンパクトカーでスウェディッシュ家具を買いに行く…なんて御洒落過ぎるじゃないですか!(←こんな事を言っている時点でそれはもう御洒落じゃないです)

さて、店の構造ですが、これは店であると同時に一種のテーマパークですね。
先ずはショールームがあり、そこは「お化け屋敷」の様な構造と言うべきか、基本的に一方通行になっています。そこで色々なライフスタイルの提案があり、順路を巡っていく中で「これ良いな」と思う物をチェックして行きます。チェックし終わるとまるで倉庫の様な陳列フロアに向かい、そこで買いたい物をショッピングカートや買い物カゴの代わりのバッグに放り込んで行き、その後がレジです。
「ん? 欲しい物が一杯あったらチェック切れないのでは?」という懸念が生じると思いますが、そこにはちゃんと対策があります。店の入口や売場途中に、オリジナルの一枚メモと鉛筆があります。これに記入しながら進め、という事なのです。この辺はウォークラリーみたいでもありますね。
尚、メモが置いてある所には、紙製のメジャーも置いてありました。ペラペラの紙なのですが、表がセンチで、裏がインチという合理的な物です。

そして、買物が済むとその先にはスウェーデン料理を出す、社員食堂や讃岐うどんの様な購入スタイルのカフェがあります。それ自体は珍しい事ではないのですが、何より驚きなのは、午後三時にも関わらず盛況だった事です。
「何を言うか、ティータイムじゃないか。混んでても不思議ではあるまい?」と言われそうですが、それはその盛況が珈琲や紅茶での盛況だった場合です。この店では、何と多くの人がミートボール等の料理を食べていたのです。これがただ単に物珍しいからなのか? そうではない何かがあるのか? 後者の場合はビジネスモデルとして、非常に興味深い所ですね。
                          駅員@社長は打倒TDLを掲げているそうですね

2006年7月7日(金)
駅日誌(352) 「配当と優待」

私が株式を保有する会社の株主総会が終わり、私の所にも配当金及び、優待が届きました。
権利確定以降ずっと保有している株式は、バンダイナムコホールディングス(東1)とデリカフーズ(東2)です。ライブドアショック以降株価が下落して困っていたのですが、私は一攫千金も狙っているわけでも、金に困っているわけでもありませんので、塩漬けを決め込んでいます(前者は元本以上に戻っていますが)。

私は始めてからまだ半年ちょっとの株初心者なので初めて知ったのですが、配当って郵便振替で来るんですね(どこもそうなのかどうかは分かりませんが)。株をやっている方から見れば「何を今更」でしょうが、私には新鮮でした。まあ、はした金ではあります。しかし、配当利回りは定期預金よりはあるので、まあ良いでしょう。
デリカフーズは配当のみでしたが、バンダイナムコホールディングスの方には優待がありました。「こども商品券」…独身の私はどうしたら良いものでしょうか?
これって、制限のあるギフト券なのでしょうか? 玩具を買うのであれば大人が自分のために使っても大丈夫なのでしょうか?
う〜ん、私の場合はたった1,000円分ですし、家族に幼子が居る人にでもあげようかと思います。←これって、少子化対策!?

さらに、昨年バンダイとナムコが経営統合した記念優待がありました。バンダイとナムコのキャラクターをちりばめた写真立て(非売品)です。
写真立てに入れて飾りたくなる写真が手に入れば活用する事とします。それまではこの写真立ても塩漬けです。いつかは写真立てそのものに希少価値が出る事を祈りつつ。
                       駅員@今はデリカフーズの奮起を信じて待っています

2006年7月6日(木)
駅日誌(351) 「ミサイルマン」

ミジンコでもクジラでも♪ 生きてる奴が気にくわねえ♪
わがままを通す男♪ ミサイルマンが目を覚ます♪
Oh! なんか食わせろ なんか食わせろ なんか食わせろ♪
そんなもんじゃねえ!
                                 〜ハイロウズ「ミサイルマン」より〜

上記は私の好きな歌の一つなので、あんまり悪い意味では使いたくないのですが、やっちゃってくれますね、金正日。昨日の朝から夕方にかけて、計7発のミサイルを日本海に撃ち込んだ事は御存知の事と思います。
六カ国協議は一体何だったのでしょうか? 一気に東亜細亜が緊迫状態です。否、テポドン2号を発射台に置いた時点で、それは始まっていたのでしょう。
北朝鮮は「自衛的抑止力効果の一環としての発射訓練であり、今後も継続する」と表明しているそうです。それ自体も胡散臭いものですが、それ以前に発射したら、周りがどういう反応を示すかが想像出来ないのでしょうか。
想像出来たけど、強行したという事でしょうか。即ち、米国はイラク戦争で疲弊しているから、直接攻撃は無いだろう、という目論みでしょうか。日本は、腹立たしい事ですが、端からなめられているのでしょうね。

そして、ミサイルを撃った事も恐ろしいのですが、もっと恐ろしいのは、どうやら想定通りの飛び方ではなかった様だという点です。即ち、ミスで日本国領土にぶつかる事もあり得ない話ではないのです。
また、もう一つの懸念として、これでまた在日朝鮮人が苛められたり、嫌われるたりするのではないか、と思います。金正日は海外にいる北朝鮮の同胞などどうでも良いのでしょうか? その辺に、国家元首として品格を疑います。

中国・露西亜・韓国がどう出るか? 特に太陽政策の韓国はどう出るでしょうか? 先日民団と総連が和解した事もあり、不安です。しかし、中露韓の諸氏は、よもや、今や自国がテポドンの射程内である事はお忘れではあるまいな? (註)後日修正:和解は解消していました…
                              駅員@取り敢えず経済制裁は必至ですね

2006年7月5日(水)
駅日誌(350) 「千円札は拾うな」

この本がよく売れているそうですね。人材採用の本で有名なワイキューブという会社の社長が書いた本です。私も先日買ってサクッと読み終わり、人に貸しました。
今度は借り物の、ダン=ブラウン「天使と悪魔」を読み始めています。以前当日誌で書いた通り、私は飲んでいない日の帰路限定の通勤読書家なので、読み終わるのにはちょっと日数が掛かりそうですが。


さて、今日の本題は「千円札は拾うな」ですね。
私のこの限られた読書時間(しかも、電車だと気が散るので読む速さも遅い)でも、サクッと1通勤ちょっとで読めました。ですので、内容は平易で、字も大きく、読み易いです。
この本で何より目を引くのは、このキャッチーなタイトルですね。「千円札を拾うのは損だ」と言っています。多くの人は1円玉は拾わないが、千円札は拾う。しかし、千円札を拾う事でより価値のあるものを失っているのだ、と主張しています。
何も道徳論の話ではありません。金を拾う事は卑しい事だと言っている訳ではなく、その瞬間辺りを眺めていたら見えていた色々な情報を見失うのだと、そんなような事を説いています。
う〜む、何だか腑に落ちませんが、読み進めて行くと、著者の経営論が、色々とキャッチーな例え話を用いて論じられて行き、言いたい事が分かります。
「有能な者はあまり働かせるな」「残業を無くせば給料が増える」「仕事が忙しくて忙しくて仕方が無い人は週休三日に」等々…逆説的な話が多い様に見えますが、その理由を読むと、なるほど、結構当り前の事が書かれています。正直、内容については、「目から鱗が落ちる」という感じではなく、「分かっちゃいるけど」という印象です。
しかし、私がこの本を読んで最も良かったと思う点は、「ショッキングな話をしているようで実は非常に真っ当な話をする」という手法です。人に話を聞かせる技能だと思いました。
こういう手法は実は私も好んで使うのですが、いま一つ上手く行かず、誤解されがちなので…
       駅員@私は小学生の時、裸の五千円札を拾って友人と豪遊(当時の)しました

2006年7月4日(火)
駅日誌(349) 「滋賀県知事」

う〜む、今「しがけんちじ」と打ったら、「死が県知事」と出てしまいました。きっと普段、口汚い文章ばかり打っているのでしょうなあ…
さて、この間の日曜日に滋賀県知事選が行われ、その結果が月曜日の日経新聞の一面に載っていました。今日も政治面で引き続き取り上げています。滋賀県がですよ!?
私は滋賀には所縁が深いので、滋賀を他県民から馬鹿にされると腹が立つのですが、ニュートラルに見て正直、田舎です。そんな田舎県の知事選結果につき、天下の日経新聞の一面に載っているなんて、嬉しくもあり、意外でもあります。

では、何故そんなに注目されたのか?
一つは、女性知事だからでしょう(大阪、熊本、千葉、北海道に続き5人目です)。
もう一つは、自民・公明・民主の推薦を受けている現職国松氏が、社民の(推薦ではなく)支持を受けている程度の、はっきり言って「よー分からんオバハン(失礼!)」に負けたからです。

よー分からんオバハンと言っても大学教授であり、多分インテリジェンスに不足はありません。しかし、専門は環境問題であり、行政には無知であろうという印象は否めません。
勝因は、訴える主軸にあったようです。当選した嘉田女史は「勿体無い」をキーワードに、財政再建と、新幹線新駅「南びわ湖駅」の凍結を政策として掲げました。
なるほど、有権者の脳裏にはつい最近の「夕張市破綻」の話がよぎった事でしょう。
また、「南びわ湖駅」は確かに不要な駅だと私も思います。米原駅からJR東海道線で一本の栗東に建設予定だったそうですが、本当に要るのだろうかという事です。
栗東から米原に出るのは、確かにJR在来線の本数も少なく不便ではあるのですが、結局はこだまオンリー停車で殆ど通過ばかりの駅になってしまうのは必至です。米原でさえ、本数が減ってしまった「ひかり」がちょっと停まる程度なのに…
最早「我電引鉄」(正確には国会議員がその地元に鉄道を増やす事を言いますが)の時代でもないという事でしょう。
それに、「勿体無い」という事は、「小さな政府」志向の方かも知れません。その政治志向は私の好む所なので、もしそうならば、支持しますね。


こうして見ると、支持されたのも分かるのですが、しかしながら、個人的に気に入らない点が二点あります。
(1)私の嫌いな、捨民党もとい社民党が支持していたという事
(2)「もったいない」はパクリだという事
先ず、(1)は推薦ではなかったのでまあ目を瞑りましょう。嘉田女史が社民を固辞した結果「推薦ではなく支持に」なったというのであれば、寧ろ評価します。
次に(2)ですが、パクリは如何なものか? しかも、日本の文化である「勿体無い」を外国人に想起させられて、あまつさえそれをパクるなんて! つい先日盗作画家が文部科学大臣賞を取り上げられた所なのに…「パクリ、カッコワルイ」
                      駅員@就任後上手くやってくれれば何も言いませんが

2006年7月3日(月)
駅日誌(348) 「自閉症」

書きたいネタが山の様にあります。イングランドが優勝と予想していたのに外れてしまったW杯の話、中田引退の話、橋龍逝去の話… しかし、他にどうしても書きたいネタがあるので、それを書きたいと思います。

昨日、名古屋から新幹線で帰った事は書きましたが、新幹線を降りて在来線で帰っていた時の事です。
私は池袋方面から帰るのですが、その電車で、大泣きしている小学生くらいの子供と、その父親が乗ってきました。しかし、その大泣きの様子が何やらおかしいのです。
「西武線! 西武線! 豊島園! 豊島園!」
「西武線! 西武線! 西武冬市!」
「いけません! いけません!」と連呼しながら自らの頭を平手で激しく叩く。
「残念でしたー! 残念でしたー!」
この様な事を繰り返し繰り返し叫んでいて、電車の中の空気が気まずくなりました。勿論、その子供を責める気はありません。見た瞬間に分かりましたから、彼が自閉症なのだという事が。
不覚にも「西武冬市」の所が面白過ぎて危うく笑いそうになったのですが、何とか堪えながら、様子を見ていました。
私はそれまで自閉症に対する理解は少なく、ただ常時独りごつ人と思っていたのですが、一つ分かった事があります。
自閉症と言うのは、通常なら脳内で済む筈の「思った事」や「葛藤」が口を突いて出てしまう症状なのだな、という点です。というのは、上記の「いけません!」連呼&頭叩きは、自分が我侭を言っている事が分かっていて、それを抑制しようとしての行動なのでしょう。
一方、父親は信じられないくらいクールでした。その父親の性格なのか、下手に「静かにしなさい」などと注意すると、それこそ手が付けられなくなってしまうからか。そこは判断し兼ねますが、とことんクールでした。

その様子を見ながら、一つ悩んだ事があります。もし私が結婚して、子供が生まれて、その子が知的障害者や自閉症だったら、私はちゃんとその子供を愛せるのだろうか? という悩みです。それどころか、もしかしたら子供を憎んでしまうかも知れません。
そして、色々な心の病に理解が増えて来た昨今、こういう事も少子化の原因なのかも知れないな、と思いました。

                        駅員@父親という立場については未知なのですが

2006年7月2日(日)
駅日誌(347) 「岐阜&テイク」

昨日・今日と愛知に住む友人と共に岐阜に出掛けていました。土曜の朝の新幹線で名古屋に向かい、友人の運転する車での移動です。
名古屋から、東海北陸自動車道を北上し、数少ない合掌造りの生き残り、世界遺産(文化遺産)「白川郷」に到着。合掌造りの建物は、屋根に雪が積もっている時の方が、より素敵な光景が見れたかも知れません。しかし、梅雨頃の白川郷もなかなか乙なものです。季節の花(菖蒲、紫陽花等)が彩りを添えていました。

各戸がそのまま資料館になっている白川郷合掌集落を見学しました。味わい深い建築群ですが、嘗ては白川郷の村がダムに沈む事になり、故郷を離れあちこちに住民が出て行ったという哀しい歴史もあります。因みに、渋谷のホテル街・円山町には、ここから流れて行った人がホテルをやっている一角もあるそうですね。
その歴史ある合掌造りを眺めながら、一方ではこんな事を思いました。「権威が無ければダムの底に沈めてしまうのに、世界遺産という権威が与えられると、途端に有り難がる。人間とは愚かしくも権威に弱い生き物よ」
 合掌造り&菖蒲


さて、見学後は食事処で、飛騨牛コロッケ、石割豆腐の奴、黒米飯を中心とした定食を食べ、白川郷を後にしました。
折角こっちに来たのだからと、奥飛騨温泉郷の新穂高温泉に向かいました。あの飛騨の辺り、山道が封鎖されている所が多いんですね。何度も山道を後戻りさせられました。
新穂高温泉では水明館佳留萱荘(かるかやそう)の露天風呂に浸かりました。広々としていて、深い所は腰まである温泉です。混浴ですが、残念ながら若い御姉ちゃんは居ませんでした…
 通りがかりの高山市の某宗教総本山。金ピカの下品な巨
 大建築です。信者から一体幾らふんだくっているんでしょうか!?


その後、高山まで出て飛騨牛の焼肉に舌鼓を打ち、名古屋に戻って友人宅に一泊、翌日は遅く起きて栄を散策して、「ひつまぶし」を食べて帰りました。
上記の白川郷での定食もそうですが、やはり遠出した時には地域地域の味を堪能したくなるものです。それは大抵間違いではなく、やはり本場で食べると美味しいですね。牛や鰻はまだその度合いは低いのですが、それがもし海産物ならば産地と他での味の差は歴然です。
                                                駅員@草枕
                   ▲ページTOPへ▲

             2006年7月度目次
 #347 「岐阜&テイク」 白川郷合掌造り等。
 #348 「自閉症」 電車で見た自閉症と思しき子供。
 #349 「滋賀県知事」 5人目の女性知事。
 #350 「千円札は拾うな」 読書感想。
 #351 「ミサイルマン」 北朝鮮がミサイル7発発射。
 #352 「配当と優待」 株式を所有する会社から届きました。
 #353 「イケアに行けや」 大型家具店イケアに行きました。
 #354 「講演聴講」 細野真宏氏/渡辺淳一氏
 #355 「パチキかましたMVP」 W杯決勝。ジダン頭突き。
 #356 「淡路島」 仕事で淡路島をドライブ。
 #357 「零を解く」 ゼロ金利解除/インド。
 #358 「神様はドンパチがお好き?」 レバノン空爆。
 #359 「伊藤若冲」 プライスコレクション展。
 #360 「某飲料のCMで」 CM見て思った事。
 #361 「サミット閉幕」 サンクトペテルブルク・サミット。
 #362 「とんだアマチャンだぜ」 知らないババアに金を貸してしまった。
 #363 「親分の心子分知らず」 昭和天皇/萩本欽一。
 #364 「魚高騰」 シーフードショー。
 #365 「アフィリエイト見本市」 娑婆ネット・タナカ、近々改装予定。
 #366 「戦線拡大の影響」 トヨタリコール遅れ→私の提言。
 #367 「私は神に試されているのか?」 財布を拾いました。
 #368 「結婚できない男」 ドラマの感想。
 #369 「晴れました」 長い梅雨に久々の晴れ。
 #370 「看板トラック撲滅」 あれ、邪魔です。
 #371 「犯罪者製造機」 テレビの悪の側面。
 #372 「銀幕寸評」 レンタル:リンダリンダリンダ。